実は「アットマーク」ではない!? 記号「@」の正式名は?
ビジネス用の文書に「@」が出てくるのは16世紀。フィレンツェ商人の手紙のなかで、重さの単位を表す記号として「@」が使われていました。
その後、「@」はおもに単価記号として使用され、1885年には初めてタイプライターにも登場します。
「@」がメールアドレスに使われるようになったのは、1971年。電子メールの発明者レイ・トムリンソンが、メッセージを送信する実験をしていたとき、ユーザー名とホスト端末の名前を区別するために「@」を選択。当時、「@」は使用頻度が低く、OSが混乱する可能性が低かったという理由でこの記号が選ばれたそうです。
記号「@」は「at sign」でした!
記号「@」の辞書に載っている名称は、「at sign」でした。もともと「@」はラテン語由来だったこともわかりました。
見慣れた記号の意外な名称は、ほかにもあります。次回もお楽しみに!
参考資料
・『ランダムハウス英和大辞典』(小学館)
・『広辞苑』(岩波書店)
・『デジタル大辞泉』(小学館)
文・田代わこ
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