大沢たかお「新木さんは摎そのものだった」 新木優子と映画「キングダム」シリーズ最新作で共演
とにかくみんなが必死に戦っていました。だから新木さんや吉川(晃司)さんみたいに、途中から撮影に参加した人にとってはやりにくいんじゃないかなと最初は心配していたけれど、前作までを観て自分なりの想いや情熱を現場に持ってきてくれたので、そこは感謝しかないですよね。
新木:私が撮影に参加した時、監督、プロデューサー、出演者、スタッフの全員が一つのチームとして、いい映画を作るんだという同じ目標に向かって戦っているのを感じました。アクションシーンや馬に乗るシーンでは、私ができるようになるまで手取り足取り教えていただきました。プロフェッショナルなみなさんに、チームの仲間としてあたたかく迎え入れていただいたのがうれしかったです。1作目を観た時、長澤まさみさんが演じる楊端和(ようたんわ)がとても印象に残ったんです。美しくて、魅力的で、映画を観終わった後にも強い印象を残す。そんな存在感を私も摎として残せたら、というプレッシャーと、今まで明かされなかった王騎の過去に触れる役どころなので緊張感を持って撮影に臨みましたが、現場でお会いした大沢さんが王騎そのものだったので、私も摎としてスムーズに『キングダム』の世界に入り込めました。