新旧“南くん”が登場! 八木勇征×武田真治が語る『南くんが恋人!?』の魅力とは
八木:最初は不安でしたが、今はだんだん慣れてきました。ちよみ役の飯沼(愛)さんがお休みの日にわざわざ僕の撮影に来てくれたり、小さくなる前の姿でお芝居をたくさんできたことで二人の関係性をしっかり作れたことが、自信やベースになっていると思います。
武田:小さい存在として映ることを考えると、そこにいるスタッフ全員を夢中にさせてやるという意識で大きく演じることでより魅力的に見えるかも。グリーンバックを普段立っているステージだと思って演じていいんじゃないかなぁ。
八木:ありがとうございます。実は僕も、それを意識していました。
――特集の“ボーダレスカルチャー”にちなんで、この作品が“タイムレス”に愛され続ける理由はどんなところにあると思いますか。
八木:やっぱりインパクトが強い物語であるところ。
予想外の衝撃はずっと心に残るもの。それがタイムレスに繋がるのでしょうか。
武田:人とは違うものを愛せるか、形や状況が変わっても受け入れられるかとテーマを大きく捉えると実にボーダレス。そして、障害を乗り越えても貫こうとする二人の愛は、タイムレスと言えるのかな。さらに、思春期の異性への興味をごまかさずに、時代にアジャストした形で描けているのはこの作品の大きな魅力ではないでしょうか。