伊坂幸太郎も激賞! 「桃太郎」のユニークな後日譚、大森兄弟『めでたし、めでたし』
それにしても大森兄弟さん、お二人とも実に穏やかで、仲が良さそうな雰囲気が印象的。一人で小説を書こうと思ったことはあるのだろうか。
「ないですね。僕は一人で書き切れる力はないと思います」(兄)
「僕も今のところないです。ルノアールで小説のアイデアを話して、兄がゲラゲラ笑ってくれるのが楽しいんです」(弟)
大森兄弟『めでたし、めでたし』鬼ヶ島から帰還したものの、なぜか持ち帰った宝物を人々に返そうとしない桃次郎…。犬、猿、雉はどうする?桃次郎の真意とは?中央公論新社1980円
おおもりきょうだい兄(左)と弟(右)の兄弟ユニット作家。2009年『犬はいつも足元にいて』で文藝賞を受賞してデビュー。著作に『わたしは妊婦』『ウナノハテノガタ』など。
※『anan』2024年8月14日‐21日合併号より。写真・土佐麻理子中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
(by anan編集部)
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