くらし情報『現代劇の女方・篠井英介、『天守物語』は「泉鏡花独特の日本語の美しさを感じられる作品」』

現代劇の女方・篠井英介、『天守物語』は「泉鏡花独特の日本語の美しさを感じられる作品」

女方、と言っても歌舞伎の世界の話ではなく、自ら“現代劇の女方”を標榜し活動する篠井英介さん。出演する舞台『天守物語』について話していただきました。

富姫のそのカッコよさを多くの方に観ていただけたら。
現代劇の女方・篠井英介、『天守物語』は「泉鏡花独特の日本語の美しさを感じられる作品」


「現代演劇の中で女性役をやっていこうと思っても、素晴らしい女優さんが大勢いる中ではなかなか役が回ってきませんので、つねに自分から『こういう女方がいますよ』とプレゼンテーションしていかないといけないんです。正直、この歳になってくるとやっぱりしんどいところもありますが、若く新しい才能を持った方が熱心に泉鏡花作品に取り組んでいらっしゃるのを見ていたら、僕も一緒にやりたいって気持ちがムラムラと湧いてしまったんです」

その“若く新しい才能”とは、老舗の劇団新派に所属しながらPRAYという劇団を主宰する桂佑輔さん。PRAYの泉鏡花作品に感激した篠井さんが桂さんに声をかけ、このたび泉鏡花の傑作といわれる『天守物語』の上演が決まった。

「僕が拝見したのは2作品でしたが、小劇場の限られた空間で、とても現代的に鏡花作品をやっているんです。それでいて、世界観を壊すことなく、斬新なのにとても品がいいと思ったんですね。

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