高橋文哉、田中圭は「圧倒的信頼感がある」 『あの人が消えた』で先輩後輩役に!
丸子の場合、荒川さんの前だからこそ出せる姿がある。配達員が集う配送センターでの会話だったりするのですが、ふたりの空気感がすごく心地いいと思ったんです。演じながら、田中さん演じる荒川によって、丸子の素をすごく引き出していただいているな…と思っていました。
田中:丸子と荒川の距離感は、先輩後輩としてものすごく絶妙なんです。正直いうと、お互いプライベートのことはあまり知らないのかもしれないですし、友人も少ないタイプなのかもしれないですが、可愛がって慕い合って、相談もし合って。いい距離感で気持ちが通っているんだろうなと思います。
――それぞれ、相手が高橋さん、田中さんでどんなところがよかったと思いますか?
高橋:やっぱり圭さんに対して圧倒的信頼感があるところです。共演させていただいた経験もあって生まれたものだと思います。
田中:僕は完成作を観て、丸子というキャラクターは文哉くんが演じるから可愛らしく、そして丸子が秘めている“気味悪さ”みたいなものが見事に表現されていて、すごく素敵だと思いました。当たり前ですが、文哉くん自身にはそういう“気味悪さ”はないからこそ、注目してほしいなと思っています。