柚香光「同じ匂いがするな」 星風まどかとの“相性の良さ”を感じた瞬間とは
柚香:ねえ、笑ってない?(笑)
星風:…ちょっと重いかなと思って。でも、そう思って頑張っていけば自分のスキルもついてくるのではと信じてもいたんです。
柚香:一緒にやってきたことでお互いの化学反応みたいなものはあったと思うんですが、星風自身が培ってきたものがそのタイミングで滲み出てきたのかなとも思います。それぞれがひたすらに己と闘ってきた日々だったから。
――舞台で、相手のここが素敵だなと思ったところはありますか?
柚香:ゼロ番(舞台の真ん中)に立って男役を引き連れる場面がすごく似合う娘役さんだなと思っていました。あと、思ったことを率直に私に伝えてくれるようになったのもありがたかったですね。
星風:ありがとうございます。
柚香:舞台を作り上げるって、精神的にも体力的にもすごく大変なことだから。
そこで一緒に場面を作ったり自分が愛する相手を演じてくれる人が、自分を押し殺すことなく、ときには勇気を持ってわからないことやつまずいていることを共有してくれるって、とてもありがたいことで。それを共有できる相手役さんだったというのは、すごく恵まれていたなと。
星風:そんな…いつまでも頼ってしまって申し訳なかったです。