尾崎世界観「マイナスな感情というのは絶対にあった方がいい」 自分自身との向き合い方
あくまでフィクションですから。この小説では、真面目にやっている自分をひたすら外から見つめました。俯瞰する視点がないと書ききれないんです。主観だけで書けるほど、小説は甘いものじゃない。いろんな視点を使って、今後も定期的に読み手の気持ちを揺さぶる作品を書いていきたいです」
おざき・せかいかん1984年11月9日生まれ、東京都出身。2001年にバンド、クリープハイプを結成。’16年に初小説『祐介』を上梓し、2020年に『母影(おもかげ)』が芥川賞候補になるなど、バンドと並行して精力的に執筆活動を行っている。
ジャケット¥140,800(FRANK LEDER/MACH55 Ltd. TEL:03・5846・9535)Tシャツ¥14,300(セブンバイセブン TEL:03・5785・6447)
『転の声』第171回芥川賞候補作に選出された、尾崎世界観さんの3冊目となる小説。
喉の不調に悩む以内右手は「俺のことを売ってください」とカリスマ“転売ヤー”に魂を売ってしまう…!?ミュージシャンの心裏を赤裸々に描き出した一冊。文藝春秋1650円
※『anan』2024年9月11日号より。写真・大塚三鈴スタイリスト・入山浩章ヘア&メイク・マキノナツホ取材、文・真貝 聡
(by anan編集部)
ヨネダ2000・愛「また来年なんだ。」M-1準々決勝敗退