地震で要注意の物件の特徴は? 自宅の建物の“災害リスク”をチェック!
経年劣化により、危険が生じている場合があるのです」
引っ越しの際は、建物のリスクを避けた部屋選びをしたいもの。
「ポイントは、新耐震基準法以降に建てられた建物を選んだうえで、決める前に仲介業者や大家さんに、耐震構造であるかどうかを確認してみること。新耐震基準法以前の建物なら、筋交いなど耐震性を高める補強がしてあることを確認。補強がないなら1階の部屋を選ぶのはやめたほうがいい。さらに、屋根が重い、建物の形が細長い、窓が多いといった条件が重なるほど、危険性は高まります」
部屋を選ぶ時は、こんな物件に要注意!
・建物に対して屋根が重い
構造的にバランスが良くないため、揺れると不安定に。日本家屋に多い瓦屋根で古い木造住宅には注意が必要。
・建物の形が細長い長方形
正方形なら安定感があるが、細長い建物は長い面に負担がかかる揺れにより、そちら側に倒れるリスクあり。
・窓が多い/大きい
窓が多かったり、大きかったりする建物は、それだけ壁が少ないということ。
ガラスは壁より強度が落ちる。
・1981年5月以前に建てられた物件
旧耐震基準法の物件は要注意。震度6~7程度の地震に関して基準が定められていないので強度が劣る。