森田剛「自分って生きてていいんだって、希望を感じる」 間宮祥太朗と舞台『台風23号』を語る
とくに野球も、舞台とかの作品作りもチームでやるじゃないですか。チームとして成果を得ようとすると、個人と比較したときに変化や新しいものが取り入れづらくなってくると思います。でも、リラックスすると自然と視野が広がって、これまで見えていなかったものまで見えてきたりするんですよ。客席のお客さんの様子が気になったり(笑)。
森田:あー、そういうことあるよね。でも、客観的な目を持つのってすごい大事なことだなって思う。
――インタビューでも、芝居と同様、その場の“なんとなく”の雰囲気に流されることなく、自分の実感がこもった言葉で語ろうとしてくれていたふたり。
森田:俺は無意識かもしれない…。
間宮:僕は大事にはしています。たとえば似通った意味でも、言い回しや選ぶ単語によっても与える印象って変わるから、自分の言いたいことに近いニュアンスで届けるにはどう言うのがいいかはすごく考えてます。面倒くさいと言われますけど(笑)。
森田:それで言ったら、普段しゃべらないかもしれない。しゃべらなければ何も起こらないから、そこに頼ってる部分はある。ただ、しゃべるときには自分の中から出てきた言葉を吐きたいとは思っていて、できるだけスパッと明確な言葉で話すように、っていうのは意識してるかもしれないです。