趣里「どんな役でも、自分がその役の一番の理解者でありたい」 新ドラマで弁護士に!
と笑う。
「この人、嘘をついているなぁとか、何か隠し事しているなっていうのは、分かってしまうほうだと思います。そこは亮子との共通点ですね。私、生まれた時に産声を上げなかったらしくて、子供の頃、ものすごく物静かな子だったんです。飲食店に行くと、そこにいるお客さんの顔をずっと、ただジーッと観察していました。未だにじっと見た人の顔は、忘れずに覚えています(笑)」
人に興味があるといい、そんな特殊能力(!?)を持つ趣里さん。だからこそ、多面体で複雑な人間の心模様を繊細に演じられるのだろう。演じる上で意識していることは?
「どんな役でも、自分がその役の一番の理解者でありたいと思って寄り添うようにしています。
亮子は“勝ち”にこだわる人間であるけれど、世のために彼女なりの信念を持って、法廷に挑む姿がいいなと思っていて。勝利のその先をどのように見つめているのか感じてもらえるように演じられたらいいですね。タイトルにあるモンスターは、亮子や加害者だけでなく被害者にもいます。誰しもモンスターになる可能性があるということを、役を通して映したいです」
モンスターを演じる自分自身、モンスター要素があるのかどうか聞いてみると……。