心なごむ昔ながらのスローライフ「旧暦の暮らし」とは?
昔にくらべて、生活も豊かに、便利になった現代。気になることがあれば、ネットで検索。話したいと思えば、すぐに電話やメール。移動も、飛行機に新幹線、電車にタクシー。おいしいレストランや素敵なお店もたくさんあって、選ぶのも迷ってしまうほど。
電気もガスもなかった時代よりも、アクティブに自由に、ゆとりを持って人生を楽しめるはずなのに、「現代人の方がいつも何かに追われて、不自由になっている気がしますね」と、染色作家である70代の女性が、穏やかな笑みを浮かべ話していらっしゃいました。
めまぐるしい毎日に、心はいつも疲れ気味。時々、フーッと長いため息をついて。
ふとした瞬間、「このままでいいのかな」とブルーになる。そんな経験、皆さんはありませんか?
心をなくしていませんか?
「忙」という漢字。「りっしんべん」は「心」、「亡」という字には「亡くす」という意味があります。「慌ただしく忙しく毎日を生きていると、心をなくしてしまうよ」と言われたら、ドキッとしますよね。
「忙」は、他のものに心をうばわれ、心を亡くした状態をさす漢字なのだそうです。心が荒れるから、毎日慌ただしい。心を亡くすから、忙しい。