週末は美術館で女を磨け!注目の【マリー・アントワネット展】見どころは?
そんな彼女も、子どもをもうけると子煩悩な良き母親に。軽薄なイメージを持たれがちなマリー・アントワネットですが、4人の子どもの母親としてしっかり子育てをしていたようです。
王妃として毅然とした態度で断頭台へ
ウィリアム・ハミルトン《1793年10月16日、死刑に処されるマリー・アントワネット》
Image by マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)
(C)Coll. Musee de la Revolution francaise/Domaine de Vizille
取り沙汰される贅沢な暮らしぶりや、首飾り事件などのスキャンダルで民衆の怒りを買い、宮廷内では貴族をも敵に回していた王妃。フランス革命が勃発すると、実際には革命の原因に寄与する彼女の行いはほんの一部であったにも関わらず、悪しき王政のシンボルとして国民の激しい憎悪の対象となります。
処刑の日、民衆の前に現れた彼女は威厳に満ちた面持ちで堂々と断頭台に向かったといいます。王妃として、母として、一人の女性として、マリー・アントワネットは波乱の37年間を生き抜いたのです。
行く前に映画『マリー・アントワネット』を観ておくべし!
Photo by Pinterest
本展に行く前にぜひ観ておきたいのが、映画『マリー・アントワネット』(2006年)