幸せのおまじない!トントンたたいていただく春の七草【1月6〜10日】
そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
春の七草と人日の節句
昔は年が明けたばかりの初春の野原に出て、若菜を摘む「若菜摘(わかなつみ)」が行われていたそう。1月7日の「人日の節句」は「七種(ななくさ)」とも呼ばれています。日本ではこの日、春の七草をおかゆなどにして、無病息災を祈ってきたのです。
春の七草は、地域によって違いがありますが、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7つが一般的。ちなみに七種の日に、その年はじめて手足の爪を切ることを「七種爪(ななくさづめ)」といって、その日に爪を切ると、七草をいただくのと同様、一年の邪気が祓われると信じられていたそうですよ。
七草のおまじない
昔から、「七草なずな七日の晩に唐土(とうど)の鳥が日本の土地に渡らぬ先に七草なずなを摘み入れてホーットトットホーットトット」とはやしながら、包丁で七草を細かくたたく、おまじないがあることをご存知ですか?
地方によって歌詞も異なり、また、七草を7回ずつ合計49回たたいたり、たたき方も地域によって違いがあるそうです。面白いですね。