箱根・ポーラ美術館で企画展「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」開催中!
20世紀初頭には、都市の周縁に移民や貧困者が住み着き、パリの街が拡張されてゆきました。ルソー、フジタ、アジェらは特に都市中心部ではなく郊外に目を向け、パリの変貌する姿をそれぞれの作品を通じて描き出していきます。3人の作品と同時代の作家の作品も合わせて紹介しながら、都市の境界線に映し出される「時代の変貌」へ向けられた視線をたどります。
彼らの作品の一部を見てみましょう。こちらはルソーの作品です。大きな橋が印象的ですね。
アンリ・ルソー 《シャラントン=ル=ポン》 1905-1910年頃油彩/カンヴァス ポーラ美術館蔵
こちらもルソーが描いた橋の絵。パリの象徴、エッフェル塔も描かれています。
アンリ・ルソー 《エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望》 1896-1898年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館蔵
美しい空にふわりと飛行船が飛んでいます。林のようにみえるものの向こう側にはどんな風景が広がっているのでしょうか。見えない部分を想像するのも楽しいですね。
アンリ・ルソー《飛行船「レピュブリック号」とライト飛行機のある風景》 1909年油彩/カンヴァス ポーラ美術館蔵
最後はアジェの写真。