屏風に描かれた世界観を体感!東京国立博物館で「びょうぶとあそぶ」が開催
の世界を楽しめます。
●「群鶴図屏風」とは?
江戸時代の元禄文化華やかなりし頃に描かれた鶴の群れ。同じ向きですらりと立つ姿は実際の鶴より、かなりスマートに描かれています。光琳は高級呉服商の息子でしたが、着物の柄の型のように、同じ姿形の鶴がリズミカルに配置されて、そのうち数羽が異なるしぐさです。一見、鶴は、動きがなく固まっているようですが、屏風を見る場所を移すと、金の照り返しの具合が変わって、鶴たちが動いて見えてきます。写真のように本物の鶴を描かないことで、かえって動きを感じることができるのです。背景の金がきらきらと光って、水を含んだ湿った地面に見えるかも知れません。
この絵を見ることで、上空からさらに鶴の一群が舞い降りて、餌をついばみ、恋の相手を呼ぶ泣き声や、姿が目の前に広がっていくことでしょう。
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●みんなで遊ぼう!ハンズオンコーナー 「びょうぶにさわる」
屏風はどんなふうにつくられているか、 パネルの曲げ方を変えると絵はどんなふうに見えるのか、屏風のミニチュアで遊びながら、屏風について楽しく学べるコーナーです。
開催日時:会期中毎日 10:00~閉館時間まで
会場:本館特別 4 室
●ワークシートで自分だけのびょうぶをつくってみよう
自分で絵を描いてびょうぶをつくることができるワークシートを配布します。