くらし情報『写真家・田原桂一とダンサー・田中泯が創り上げる《光と身体》のフォトセッション「光合成」』

写真家・田原桂一とダンサー・田中泯が創り上げる《光と身体》のフォトセッション「光合成」

そして《光》そのものを探究するため、パリを拠点に写真(=Photography 直訳:光で描く絵)を撮り続け、高い評価を得ました。
一方、1960年代にモダン・ダンサーとして活動を始めた田中泯は、1974年、独自の舞踊を求めて活動の幅を広げ、そのユニークな身体表現で注目されました。

写真家・田原桂一とダンサー・田中泯が創り上げる《光と身体》のフォトセッション「光合成」

Paris-4 197831×47 cm
©Keiichi Tahara

1978年秋、パリで邂逅した二人は《光と身体の関係性》の探究を始めます。ヨーロッパ、アメリカ、そして日本。さまざまな都市や大自然の場と切り結び、異なる光や大気や季節に反応するダンサーを、写真家がイメージに焼き付ける――この濃密なフォトセッションは、1980年まで続きます。しかし、生み出された写真は何故か発表されることなく、筐底に秘められたまま歳月が流れました。


写真家・田原桂一とダンサー・田中泯が創り上げる《光と身体》のフォトセッション「光合成」

New York-1 1978 31×47 cm
©Keiichi Tahara

2016年、それぞれキャリアを積み重ねてきた二人は《原点回帰》を決め、過去のコラボレーションを写真集「Photosynthesis 1978-1980」(発行:スーパーラボ)にまとめると同時に、36年ぶりにフォトセッションを再開、新作を撮りはじめました。

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