串カツ(イメージ)昨年人気を博した食器付き串カツセットがリニューアル同商品は、店舗で使用されている食器付きで、まるで串カツ田中のお店で食べているかのような雰囲気が楽しめるセット。2021年8月に販売し大変好評だったセットが、バリエーション豊富にリニューアルしました。食器には「串カツ田中」のロゴ入り「おうちで大阪気分 串カツ田中食卓食器セット」(9,980円)は、串カツ25本セット(エビ、チーズ、豚しそ、豚ヒレ、イカ、にんにく各5本)、かすうどん3食1袋セット、たこ焼き30個に、食器(丸皿2枚)、ソース缶小1個、バット1枚、小判皿1枚が付いています。たこ焼き(イメージ)「おうちで大阪気分 串カツ田中満喫コンプリートセット」(18,980円)は、串カツ80本セット(エビ、ハムカツ、レンコン、豚、チーズ、豚しそ、豚ヒレ、にんにく、イカ、ベビーホタテ、紅しょうが豚巻き、もち、黒煮豆、真鯛、牛ヒレ、たらこ各5本)に、さいぼし1袋、かすうどん3食1袋、たこ焼き30個、肉吸い3食1袋、食器(チンチロリン、丸皿2枚、メガジョッキ1個)、ソース缶小1個、バット1枚、小判皿1枚がセット。さいぼし(イメージ)「おうちで大阪気分 串カツ田中満喫コンプリートセット+卓上フライヤー(山善製)」(24,980円)は、「おうちで大阪気分 串カツ田中満喫コンプリートセット」に、テーブルで串カツを楽しめるフライヤーが付いています。店舗でお馴染みの食器は、オンラインショップ限定でロゴ入りになって登場。串カツ、一品は冷凍商品になっています。チンチロリンメガジョッキソース缶商品概要おうちで大阪気分 串カツ田中食卓食器セット:9,980円おうちで大阪気分 串カツ田中満喫コンプリートセット:18,980円おうちで大阪気分 串カツ田中満喫コンプリートセット+卓上フライヤー(山善製):24,980円串カツ田中オンラインショップ()串カツ田中(マイナビ子育て編集部)<関連リンク>→八景島シーパラダイスにポケモン大集合!『ポケモンユナイト』の世界を体感できる「みんな集合!遊び島!」→パティシエ謹製“究極のかき氷”! ホテルニューオータニ大阪で天然氷使用の「江戸かき氷」発売→モスバーガーがポムポムプリンと初コラボ! 夏の福袋「モスバーガー×ポムポムプリン サマーラッキーバッグ」が登場
2022年07月04日’20年末に生配信する田中聖。この配信中に田中樹がうっかり登場してしまう覚醒剤取締法違反と医薬品医療機器法違反の罪に問われた「KAT-TUN」の元メンバー・田中聖被告の初公判が、6月10日に名古屋地裁で行われた。聖被告は起訴内容を認め、「家族や応援してくれる人のためにも、今後一切(違法薬物等には)関与しない」と更生を誓い、実父も証人台で、家族全員でサポートすると述べていたが、これまで、聖被告とその弟である「SixTONES」の田中樹が、メディアを通じて行ってきた“兄弟アピール”は、「今後、鳴りを潜めるだろう」と、マスコミ関係者の間でささやかれているという。一時は退所まで考えた樹起訴状によると、聖被告は今年2月、名古屋市内のホテルで覚醒剤を使用したほか、指定薬物を含む危険ドラッグ「RUSH」の液体を所持したなどとされている。初公判では、その動機について、「独立してから仕事へのプレッシャーや将来への不安、ストレスから覚醒剤に手を出してしまった」などと語っており、検察側は「依存性や常習性などが認められる」として、懲役2年を求刑。判決は6月20日に言い渡される。「聖被告の逮捕が報じられた際、ジャニーズファンの間では、樹への心配の声が飛び交うことに。2人は田中家の次男と四男で、とても仲の良い兄弟と知られているだけに、『樹は大きなショックを受けているはずだ』と、ファンは一様に心を痛めていたんです。一方でSixTONESのメンバーとして活躍の場を広げる樹に『迷惑をかけるな』と、聖被告への怒りをあらわにするファンも多数見受けられました」(芸能記者)聖被告は、2013年9月、度重なるルール違反が原因で事務所を事実上の“クビ”に。また2017年5月には、東京都内の路上で大麻を所持していたとして現行犯逮捕(のちに不起訴処分)されるなど、数々の問題を起こし、「そのたびに、樹はジャニーズ事務所内で肩身の狭い思いしていたそう。周囲から『デビューは無理』などと言われ、一時は退所まで考えたこともあったと、雑誌のインタビューで明かしていた」(前・同)という。「しかし、もともと家族の結束が強い田中家の兄弟とあって、樹は聖被告と縁を切るでもなく、双方の関係は良好だった様子。ジャニーズファンは、少なくとも今回の事件があるまでは、そんな2人の“兄弟愛”を微笑ましく見ていたものです」(同・前)ジャニーズ事務所を“クビ”になった聖被告と、現役の樹が、公の場で共演することは「限りなく不可能に近い」(同・前)というが、2人は以前からよく“兄弟アピール”をしていたそうだ。「例えば、聖被告は2021年2月、自身のTwitterに、大手CDショップチェーン『タワーレコード』の店頭に飾られた『SixTONES田中樹くん推し!!』というポスターの写真を添え、『同担拒否』とツイートしていました。この『同担拒否』とは、『自分が担当(応援)するメンバーのファンとは交流しない』という意味の“ジャニオタ用語”で、つまり聖被告も『田中樹推し』であることをアピールしたわけです。この投稿は大反響を呼び、≪兄弟愛が強くて好き!!≫≪貴方には誰も勝てないです≫≪いい兄ちゃんだよなぁ≫といったコメントが寄せられ、約8.5万件の『いいね!』を獲得したんです」(ウェブメディア編集者)「来んなお前はマジで!」また、聖被告は、人気YouTuber・ヒカルとのコラボ動画でも、樹について言及。2021年2月に、ヒカルのYouTubeチャンネルで公開された動画に登場した聖被告は、「まぁ今、一番四男(樹)が頑張ってほしいっすね」「あいつは頑張ってるっす」「だからなんか俺は、足を引っ張らないように」「伸び伸びやってもらいたいんで」などと、応援の言葉を口にしていたのだ。「結果的に、聖被告はこの約1年後に逮捕され、樹の足を引っ張ってしまったわけですが、それでも樹を心から応援しているのは事実でしょう。樹もそんな兄を慕っているようで、“兄弟アピール”に積極的だった。なんと聖被告のYouTubeライブ配信に、登場したこともあったほどです」(同・前)2020年12月、聖被告のYouTubeチャンネル「田中家ch【田中聖】」で行われた生配信中、ブレーカーが落ちるというハプニングが発生。聖被告が一旦席を外し、その原因がドライヤーの使いすぎであったと説明していると、画面奥のドアが開き、樹が部屋に入ろうとしてきたのだ。「聖被告は笑いながらも大慌てで、『来んなお前はマジで!責任取れないから!』と制止。しかし、樹は再びドアの隙間から顔を覗かせ、一瞬ではあったものの、配信に登場したんです。これには、聖被告のファンも樹のファンも大興奮で、動画のコメント欄には、≪やっぱり田中家は仲良いな≫≪兄弟仲良いのほんと可愛い≫≪ファンとしても幸せな気持ちになります!≫など、好意的な声がずらりと並ぶことに。ジャニーズ事務所は、あまりいい顔はしないでしょうが、今も動画は視聴可能の状態になっています」(同・前)この一件は、ちょっとしたハプニングだったが、樹は音楽番組で堂々と兄弟アピールをしたことも。2020年12月放送の『2020FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、KAT-TUNとSixTONESがコラボ企画を行い、KAT-TUNの楽曲「Keep the faith」(2007年)を披露した際、かつて聖被告が担当していたラップパートを、上田竜也とともに樹が歌うシーンがあったのだ。今後は互いに名前を出せない「このステージは、両グループのファンはもちろん、ジャニーズファン全体から大絶賛され、SNS上には、≪エモい≫≪尊い≫≪幻か何かか??≫≪さすがに震えた≫など、感動の声が多数飛び交っていました。あの樹のラップからは、兄への深い尊敬の念を感じさせましたね。SixTONESメンバーも、そんな樹の兄への思いを知っているのか、メディアで聖被告について触れることもあった。例えば、2020年7月放送のラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)では、森本慎太郎が樹にバク転を勧める際に、『最近お兄ちゃん、バク転やってたじゃん?だからお前(樹)もできる』と言っていたんです。これは、聖被告が自身のYouTubeチャンネルで、バク転チャレンジをしていたことを受けた発言で、ファンの間でも話題になりました」(アイドル誌ライター)メンバーからもファンからも、温かく見守られていた田中兄弟だが、聖被告の薬物逮捕により、「今後は兄弟アピールをしづらくなるかもしれません」(週刊誌記者)との声も。「特に聖被告は、弟に迷惑を掛けてしまったと心底後悔しているでしょうし、また樹のファンから厳しい目が向けられる可能性もあるだけに、今後表立って、樹の名前を出さないようにするのでは。一方の樹も、事務所の目がありますし、以前のように、兄の存在を堂々とアピールすることは控えざるを得ないかもしれません。しかし樹は、聖被告の逮捕後も、『オールナイトニッポン』で家族の話題を出すことがあり、5月21日放送回では、田中家の次男以降は、みんな名前が漢字一文字だと話していました。やはり、兄を慕う気持ちは今も変わっていないと思いますよ」(同・前)初公判で、現在家族と同居し、病院での治療に専念していると明かしていた聖被告。樹をはじめ、家族からのサポートを受け、薬物依存から立ち直ってほしいものだ。
2022年06月17日田中聖(本人のインスタグラムより)ジャニーズのアイドルグループ『KAT-TUN』の元メンバーである田中聖が2月24日、名古屋市内のビジネスホテルで覚醒剤を所持していたとして、覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕された。2017年、東京都内の路上で大麻を所持していたとして現行犯逮捕(のちに不起訴処分)されたことも記憶に新しい中、今度は覚醒剤がらみでの逮捕とあって、世間に衝撃が走る中、ジャニーズファンの間では、実弟である『SixTONES』田中樹への影響を心配する声が飛び交っているという。《高校をずる休みしたんです》聖と樹は、5人兄弟の次男と四男。樹は2008年、当時KAT-TUNの一員として活躍していた兄の背中を追うように、ジャニーズ事務所に入所した。「当初こそ、『聖の弟』として知られていた樹ですが、どんどん実力と人気をつけていき、2012年に連続ドラマ『私立バカレア学園』(日本テレビ系)にした時は、共演者だった現在のSixTONESメンバーとともに、『最も勢いのある人気ジャニーズJr.』として注目を浴びていました」(芸能ライター)聖が2013年に事務所を退所するも、一方の樹は2015年にSixTONESを結成してデビューを目指すことに。そんな中、2017年に聖が大麻所持で現行犯逮捕をされるという事件が起こった。樹は2020年に、晴れてSixTONESの一員としてデビューを果たすことができたものの、「事件当時は、ジャニーズファンの間でも『樹のデビューは絶望的では』とささやかれていた」(同・前)という。樹本人も、2020年7月発売の『Myojo』(集英社)9月号の「10000万字インタビュー」で、四面楚歌だった当時の様子を、≪俺ら、皆が想像する以上にボロクソ言われてきたんで。“デビューなんて絶対ムリだ”って散々言われた。(中略)メンバーも俺のせいで散々言われた。“田中のいるグループで大丈夫なのか?”って。≫と回顧。また、ジャニーズを辞めるべきかと悩んだことや、自分から周囲の人々に距離を取るようにしたことを告白。兄・聖が度重なるルール違反で事務所を退所になった際、周囲の目に怯えていたことを赤裸々に明かしていたのだ。≪まあいろいろあって、俺、初めて高校をずる休みしたんです。精神的にきつくて。俺自身ショックだったし、クラスメイトどころか先生だって俺が弟なこと知ってる。行けなかったんすよね。周囲からなんて言われるだろうって考えたら。≫《なんか久々にムカついたわ。。。》「こうした過去があるだけに、兄の二度目の逮捕を受け、今回も樹は多大な精神的ショックを受けているはず。しかも前回と違って、樹はデビュー済みの身ですし、より多くの関係者に迷惑をかけかねないことをプレッシャーに感じていることでしょう。奇しくも逮捕から約1週間後の3月2日には、SixTONESの6枚目のシングル『共鳴』がリリースされるタイミングとあって、樹の心労は想像に難くありません」(アイドル誌ライター)逮捕報道の直後から、SNS上では、≪前回のことも辛かったって言ってたことあるし。ツアー中だし心配だよ≫≪家族大好きで家族愛がとても強いからほんまに心配≫≪5人には樹を守ってほしい≫≪みんな味方だからね≫など、ファンからの心配や励ましの声が多数見受けられるが、一番近くにいるメンバーも樹をサポートする姿勢でいるようだ。「SixTONESメンバーの高地優吾が、逮捕報道の翌日である2月25日、ジャニーズ事務所の有料サイト『Johnny’s web』で、具体的な名前こそ明らかにしていないですが、ある人物に“怒り”をぶちまけるブログを更新したのです」(同・前)≪きょーのこちゆごは怒っております。。。なんか、シンプルに人としてあう合わないがあるよね(中略)なんか久々にムカついたわ。。。黙ってて。周りにどう思われようがそれが俺だから。この壁も絶対に乗り越える。そしたら、また何倍も俺らは強くなる。≫「タイミング的に、聖本人、もしくは樹やグループを貶めてきた人への怒りとも考えられ、“乗り越える”という宣言を心強く思ったファンも多かったようです。樹が『Myojo』のインタビューで語ったところによると、2017年の事件で、『デビューは絶望的』だと逆風が吹き荒れたときも、≪それでも5人は離れないどころか、俺を守り続けてくれた≫そう。今回もメンバーが傷心の樹を支えてくれるはずです」(同・前)SixTONESとファンの樹を思う気持ちが、本人に届いていることを願いたい。
2022年03月03日元KAT-TUN・田中聖(2017年12月)《楽しくなってやり過ぎたのは認めるよ》『KAT-TUN』の“ジョーカー”こと元メンバーの田中聖(こうき)が、覚醒剤取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕されたことがわかった。1月30日から31日にかけて名古屋市内のホテルを利用した田中が退室後、部屋を清掃していた従業員によって薬物が発見されるという、なんともお粗末な逮捕劇となった。2月24日未明には自身のツイッターを更新して、マイクにペイントを施した画像を並べて冒頭の言葉をつぶやいていた田中。まさか翌日に逮捕されるとは思ってもみなかったことだろう。この衝撃的なニュースが報じられると、ツイッターなどのSNS上では“田中聖・逮捕”でお祭り状態に。中には《とっくに逮捕されてなかった?》《5回くらい逮捕されてるんやと》などと、彼のこれまでの言動からか、逮捕に違和感を感じていないようなユーザーも。一方で、「おそらくは10代から20代前半の若い世代でしょうか。“田中樹の兄なの?”“田中聖と田中樹って兄弟なの初めて知った”との投稿が多数見られたり、逆に“聖の弟がSixTONESメンバーだった”というKAT-TUN世代からの驚きの声も見受けられます。思わぬところで世代間ギャップが浮き彫りになりましたね(苦笑)」(スポーツ紙記者)長男から五男まで24歳差という、年の離れた5人兄弟において次男、四男として育った聖と樹(じゅり)。2人の年の差は10歳で、2007年のTBS系ドラマ『特急田中3号』で聖が演じた主人公の幼少期を、ジャニーズ入所前の樹が演じたこともある。KAT-TUN脱退と1度目の薬物逮捕そして2008年、すでにKAT-TUNとして輝きを放っていた聖の背中を追うように、樹もまたジャニーズJr.になるも、当時は“田中聖の弟”という兄について回る“おまけ”のような存在としか認識されなかった。ところが、KAT-TUN人気にあぐらをかいていたのか、徐々に素行が悪くなっていた聖が《度重なるルール違反行為があった》として、ジャニーズ事務所から解雇されたのが2013年。以降はソロとして、またバンド『INKT』のメンバーとして“らしい”活躍を見せていたものの、2017年5月に事件を起こしてしまった。渋谷区の路上で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されたのだ。結局は証拠不十分によって不起訴処分となり、《今後は自らの行動に自覚を持ち、社会人としての責任を持って行動して行くよう反省いたします》とコメントした聖だったが、大麻の使用や所持などには触れずじまい。それでも騒動を起こした責任からか、INKTを脱退するとグループも間も無く解散。逮捕劇から約半年後に歌手活動を再開するも、表舞台でお呼びがかかることはなく独自にライブツアーで各地を回る日々を送っていたのだった。その一方で、メキメキとJr.内で頭角を現した樹。そして2020年1月、『Snow Man』と並んで勢いあるグループ『SixTONES』メンバーの一員として念願のデビューを果たす。聖のKAT-TUN脱退してから実に7年の月日が経っていただけに、SixTONESを応援する若いファンが兄弟の関係を知らずとも無理はない。何があっても家族は味方「聖が脱退、逮捕されたことで兄弟関係に変化があったようです」とはジャニーズに詳しい芸能ライター。「そもそもJr.になった頃の樹くんは反抗期を迎えていた時期で、年の離れた聖と比較されることを嫌がっていたのを覚えています。尊敬する先輩を聞かれても決して兄の名を挙げることはなく、“山下智久くんです”と答えていました。それでも、何かと弟を気にかけていた兄に、樹くんも成長するにつれて関係も良好になったのです。ただ兄が大麻で逮捕されて以降は、事務所の指導もあったのか、兄のことを口にすることもなくなったために田中兄弟を知らないファンも増えていったのでは。弟との立場が逆転した今となっては“田中樹の兄”、であることすら知られない存在になった聖。そして2度目の逮捕で、根気強く支えてくれたファンからも愛想を尽かされるかもしれません」大麻で逮捕される前年、2016年1月に成人の日を迎えた弟に向けて、ツイッターで《成人式おめでとう》とメッセージを送っていた兄。《あんなに小ちゃくて俺の後ろ着いてきてたお前ももうハタチだね自慢の兄ではないかもしれないし支えるどころかたくさん迷惑かけてるねでも何があっても家族は味方だし、どんな事からでもどんな手を使ってでも守るからまだまだ甘えてな何も心配せずノビノビと最後は笑顔が一番》2度目の薬物容疑での逮捕により、送検される兄の姿を見せられた弟は何を思うだろうか。
2022年02月25日串カツ田中ホールディングス(東京都品川区代表取締役社長:貫啓二)はお持ち帰り専門店「串カツ田中TAKE上石神井店」と「串カツ田中アリオ亀有店」で、季節限定のクリスマスチキンカツの販売を開始しました。持ち帰って自宅や友人宅でクリスマスを楽しむ人たちのための、季節限定のクリスマスチキンカツです。テイクアウト専門店「串カツ田中TAKE」は、店頭で待つことなくすぐに持ち帰ることができます。また、店内で揚げた出来立ての串カツを注文できます。普段の食事だけでなく、家庭でのパーティーや軽食としても楽しめます。【商品概要】価格:店頭;450円/本(税込)/デリバリー;600円/本(税込)販売店舗:串カツ田中TAKE上石神井店、串カツ田中アリオ亀有店(マイナビ子育て編集部)
2021年12月22日犬童一心監督が世界的なダンサー・田中泯の踊りと生き様を追う映画『名付けようのない踊り』より、予告編が到着した。女優・田中裕子のナレーションで進められる本映像。田中さんがオイルを全身に纏いながら踊るシーンから始まり、サンタクルス、東京、パリ、福島と、“田中泯の踊りと旅に出る高揚感”に浸ることができる。踊りの<はざま>には、43年前のパリ秋芸術祭で衝撃の海外デビューを果たした当時の写真や、世界をどよめかせた裸体での踊り、山村浩二のアニメーションで描かれた子ども時代の記憶が現れ、彼の人生をふり返る。またラストには、力強い視線と共に、本作を一足先に鑑賞した役所広司の「圧倒的な存在感の秘密が、この映画を観て少しだけ見えたような気がする」という言葉も映し出される。『名付けようのない踊り』予告編役所さんのほかにも、「『生きる事はまだまだ面白くなる』と、この映画に映る泯さんに教えてもらった気がします」(岡山天音)、「田中泯。彼の表現と姿。その生き方すべてがアートなのだ―映画『たそがれ清兵衛』での出会いの時から、ぼくはそう思っている」(山田洋次監督)など、多くの著名人からコメントが寄せられた。『名付けようのない踊り』は2022年1月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:名付けようのない踊り 2022年、全国にて公開予定©2021「名付けようのない踊り」製作委員会
2021年10月21日犬童一心監督が、世界的なダンサーとして活躍する田中泯の踊りと生き様を追った映画『名付けようのない踊り』。この度、本作が「第26回釜山国際映画祭」ワイドアングル:ドキュメンタリー・コンペ部門に正式出品されることが決定した。1978年にパリデビューし、世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現させた田中さん。本作では、『メゾン・ド・ヒミコ』への出演オファーをきっかけに親交を重ねてきた犬童監督が、2017年8月から2019年11月まで、ポルトガル、パリ、東京、福島、広島、愛媛などを巡りながら田中さんを撮影。この間に、田中さんは72歳から74歳になり、5か国、48か所で90の踊りを披露。その一部を切り取り、一本の稀有なる映画が完成。同じ踊りはなく、ジャンルにも属さない唯一無二の“場踊り”を、息がかかるほど間近にいるかのように体感できる。さらに本作では、『頭山』で海外の名高い賞に輝いた山村浩二によるアニメーションを交えながら、情感豊かに田中さんの人物像を紐解いていく。今回本作が出品される“ワイドアングル:ドキュメンタリー・コンペ部門”では、世界中から寄せられた応募作の中から10作品のみが出品。本作が唯一の日本映画となる。なお、犬童監督の作品が釜山国際映画祭で上映されるのは、『メゾン・ド・ヒミコ』『グーグーだって猫である』に続き、本作が3度目だ。コメント田中泯初めての映画出演が57歳。『たそがれ清兵衛』という侍映画で、時代に翻弄された剣豪の侍を演じました。その後に『メゾン・ド・ヒミコ』という映画でトランスジェンダーのヒミコ役を僕に要求してきたのが犬童一心監督でした。以来、犬童監督は僕の踊りをとにかくたくさん見続けてくれた観客の一人でありました。さて…僕は一人のダンサーです。僕を知る人は映画の中の俳優の田中泯を知っている人が大多数かと思います。でも僕は踊りに心の底から惚れたダンサーです。戦後の日本が、いや世界中が変わろうとしていた60年代から僕なりに続けてきたわがままな表現が、カラダだけで存在を表わすダンスでした。こんな形で僕の人生の大事な一部分が映画になっていることを、今の僕にはどこか恥ずかしく嬉しい気持ちがしています。犬童監督の作品として多くの人にダンサーの生きる一例を見てもらえると嬉しいかな…と思います!犬童一心監督『名付けようのない踊り』が釜山国際映画祭で上映される日をずっと心に描いていたので、本当に嬉しいです。私の作品『ジョゼと虎と魚たち』を発見してくれて、それ以来ずっと支えてくれた韓国の皆さんが、この映画の最初の観客であることもとても自然に感じました。田中泯さんの胸騒ぎに満ちた日々、圧巻のダンスをスクリーンで是非堪能してください。この作品のじっくりゆっくり静かな時間の流れを思う存分味わってください。『名付けようのない踊り』は2022年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年09月15日米「LIFE」誌の「この1000年で最も偉大な功績を残した100人」に日本人で唯一選ばれ、「冨嶽三十六景」が新紙幣のデザインに採用されるなど、誰もが知る数々の名作を残しながらも、その人生については謎に包まれている浮世絵師・葛飾北斎。彼の90年に及んだ生涯を描いた映画『HOKUSAI』が公開されている。「なぜ絵を描くのか?」と自らに問いかけ、傑作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を世に送り出す若かりし頃の北斎を演じるのは柳楽優弥。そして、年齢を重ねてもなお反骨心を失うことなく表現に邁進する老年期の北斎を田中泯が演じている。公開を前に2人に北斎のすごさ、そして自らの表現への姿勢との共通点などについて語ってもらった。――今回、北斎という実在の人物を演じるにあたって、どのような思いで臨まれましたか?柳楽僕は北斎の代表的な絵は知っていたのですが、その人物像については全く意識したことがありませんでした。アーティスト然としたイメージは感じつつも、今回、演じさせていただくこととなり、若い頃をの北斎像を監督と一緒に一からつくりあげていきましした。田中人は死んじゃったら、その人がどんな人だったかなんて本当に残らないものなんですよね。絵から(感じる)といっても、現代よりも個人の“思い”みたいなものは全然違った時代でしょうからね。本当にわからないと思います(苦笑)。みなさん、自分のことを想像しても、人に伝わることなんて残るものなんて数万分の一だと思いませんか? 北斎が一体何を考えていたのか? 一生懸命引きずり出して台本ができているわけですけど、それだけじゃ不十分ですし、なるべく自分の空想の中で北斎をやっているということだろうと思いますけどね…。――江戸時代の絵師である北斎の「独自の表現を追い求めていく」という姿勢、感情は現代を生きる私たちから見て理解できるものとして感じられました。お2人が演じる上で目指した北斎像はどのようなものだったのでしょうか?柳楽作品を観終わった僕の感想でもあり、北斎という人物像について撮影が終わってからも改めて考えて感じたことは、北斎の生きた時代は、絵を描くことすら制限されていましたし、何でも好きなように描くことはできなかったんです。制限がある中で…という環境はどの時代にもあると思いますが、“北斎バイブス”として、激動の時代に、創作意欲までを消される筋合いはねぇんだ! という反骨精神のような気持ちが人一倍強いひとだったのではないかと思います。好きなことにひたむきに向き合い、決して満足せずに絵を描き続けたからこそスター絵師へと上り詰めることができたのかなと思うんです。創作意欲は、表現者や役者だけのものではなく、誰しもに存在する“光”みたいなものだと思うので、そういう大事なものまでを時代に消される必要はないんだということを感じました。それは大切に守らなければならないと思いました。田中北斎は、それまでの絵を描く対象を決定的に変えた人だと思いたいですね、少なくともそう空想することで別の次元で思考するという自分なりの徳を得たい。それはどこからやってきたのか?おそらく若い頃の北斎の中で綿々と悶々と考え、自分の中で育ててきたものなんだと思います。人の共感を得られるかわからない、やれ波だの人の身体だってもの、それも無名の身体をひたすら描く。そこに僕はものすごい前衛を感じますね。いまだって流行りのものに人は群がる、そこからボンっと抜け出して全然視点の違うことをやるって大変なことだと思います。しかもそれを狙ってのことでもない。ましてや江戸の(絵師が)数少ない中で、それぞれが有名で名を成している中で彼はグーっと方向を変えたわけですよね? それは才能以上の“何か”が北斎にあったに違いないって僕は思います。そこが現代にも決定的に通じることだと思います。ワーッと流行で事が流れていく中で、それを通過してなおかつ自分が行くべき方向に向かっていくわけですよね。そんなひと、いまも少ないでしょ? たぶん、この(劇中の)時代よりも絵を描く人は何万倍もいるはずだけど。柳楽バンクシーなどもそういう存在なのでしょうか?田中バンクシーは俺は語れないなぁ、本当のところがわかんないから…。100年後くらいにならないとわからないですね。いま語ってもダメですよね、人気者中の人気者だから。本音がわからないですよ。柳楽なるほど。私生活が見えないところがアーティストのかっこよさでもありますよね。田中うん、ただ、これまでの時代のような作品さえよかったら何をやっててもいいという時代ではないと僕は思ってて、21世紀はそれが崩れる時代だと思ってたんだけど…。例えばね…口では「自然保護」なんて簡単に言っちゃう――そういうことっていっぱいあるんじゃないですかね? それと同じことがアートの世界でも起きていると思うし、作品さえよければ本当にいいんだろうか?ってね!本当にいま、そういう時代だと思いますね。場合によっては非常に古いものが新しいなんて思われているのかもしれない。柳楽優弥――先ほど柳楽さんからも「制限があるからこそ生まれてくるものがある」という話がありましたが、そういうものは表現する立場の人間として実感としてありますか? 逆に「自由に好きなことをやっていい」と言われて、枠にとらわれない表現やアイディアは出てくるものなのでしょうか?柳楽自由過ぎてしまうと逆に不自由さを感じてしまうこともあるのではないかと思うんです。制限された環境の中でいかに自分らしく表現していくか? というところに僕は面白さを感じますし、映画でもメジャーとインディペンデントでは予算や規模も全然違いますが、その中で工夫するインディペンデントの雰囲気も大好きですし、メジャー映画の豪快さも大好きです。(田中に)泯さんはいかがですか?田中晩年の北斎の言葉の中にも世の中とか権力に向かってのものが結構あるんですよね。そもそも士農工商の時代の話ですから、既に社会そのものがハッキリと制限を持っているわけですよね。(現代を生きる)僕らは「自由」と思われがちですけど、いまはまさに「不自由」ですよね。だから制限というものをどう捉えるか?それは個人差があると思うし、それこそいまワクチンの話ひとつとっても「へぇ、こんなに行政区分って厄介なんだ!」というお代官様みたいな存在がいっぱいいるわけじゃないですか。そういう意味では制限というのは本当に考えようによってはどこまでも巨大になっていくし、人によってはもっと身近なところでも自分で制限しているところもあるのかもしれないし。言葉にして整理をつけることができないくらい、混とんとしていると思いますね、いまの時代でも。(映画で描かれる)この時代は「町人は町人」「商人は商人」というふうに何となく自分たちで曖昧にぼかしてはいるかもしれないけど、自分なりの場所というものを持っていたと思うんですよね。考えようによってはそれが「自由」かもしれない。のびのびとしてたというか。だから江戸の文化、いやそれ以前からかもしれないけれど、傾いていた。現代は金が開いているけど、花は開いてないかもしれないよね。――改めて、お互いの演じられた北斎を見ての感想を教えてください。柳楽本当に「北斎ってこんな人だったんだろうな」と想像してしまうほどの説得力がありましたし、泯さんが演じられた北斎の青年期を演じさせていただくことができてラッキーだなと感じました(笑)。田中いやいや(笑)。でも「いいのかな?」と思っちゃいますよね。みんながこれを観て「北斎ってこうだったんだ…」と思っちゃうと「いやいや、わかんないよ!」って(笑)。「でもそれくらい強烈だったんだよ、生きることに必死だったんだよ」となればいいけど、収束しちゃうとマズい気がします。それくらい活き活きとしないといけないはずなんじゃないかと思いますね。意地を張ってでも。(柳楽の演じた若い頃は)さぞかし難しかっただろうと思います。(柳楽が演じた若い年代の頃は)ウジャウジャ周りにいるわけですよ、同世代が。その中で自分なりに悩んでいるさまと、同じ表現者としての、何ていうか“無言の関係”みたいなもの――僕はそこにこそ文化って生まれるものだと思うんですけど、面白かったですね、すごく。すごい学習しちゃって。柳楽ありがとうございます。一人の人物の一生を別々の人が演じ分けるということは、あまりないことですよね。田中(若い頃と老年で)時間が飛ぶんでね。こっちは安定したジジイだから(笑)。そのぶん、焦点がガっと見えて生きている“強さ”があるからね。柳楽ベロ藍(※北斎の表現で使われる鮮やかなブルー。映画の中で田中演じる北斎が、ベロ藍を手にし、興奮して雨の中を飛び出していく)を手にして雨の中を踊るあのシーンは、現場で拍手が起きたと聞きました。僕も大好きなシーンで、とても印象的でした。田中一回しかできない一発勝負でしたんで(笑)。柳楽北斎とベロ藍の出会いの衝撃が感じられてすごく好きでした。田中あれくらい狂乱するほど、本人の中に見たい“色”というのがあったんだと思うんですね。実際、高価な「藍」をあんなにふうに使えないのは言わずもがなだけれど、それを見たときの本人の心の動きを監督が「こうやってほしい」と言ってくれて、思い切って挑んでみた。――それぞれに若い頃と老年期の北斎を演じられて、新たに見えてきた北斎の魅力について教えてください。柳楽反骨精神だけではなく、何よりも絵を描くことが大好きなのだと思います。自分自身に満足せず、向き合い続けられるものがあることで人生はとても豊かになるものなのだということを感じました。それは僕だけでなく今の時代を生きる多くの人が共感することのできるテーマであると感じました。田中僕は撮影のプロセスでもそうだったし、改めて北斎の仕事を眺めてみても感じたことだけど、やっぱりそれまでの絵画を含め、決定的にバサーッと縦断したものを持っている。それはたぶん、自然を見る、人々の営みを見るということが彼の表現の中にあって、引っ越しを頻繁にしたり、名前を次々と変えたりするというのも彼の表現に絡んでいるんじゃないかなと思うんですね。人が(北斎の名を)覚えようが覚えまいが関係ないんですよね。ということは、ひょっとしたら「無名でいいんだ」というところにまで行っていたのかもしれない。最後のほうは人が追いかけてくるから、名前をいくら変えても残るわけだけど、名前が浸透しないうちにチョコチョコと名前を変えちゃっていたわけで、名前を覚えろなんてこと思ってもいないんですよね。「有名になろう」という思考すらなかったのかもしれないですよね。「あいつの家はあそこだ」と誰もが知っているような有名性ってあるじゃないですか? そういうものを平気で壊してて、彼がやってるのは、街に出て、人の一瞬の身体を夢中で描くということ。それが北斎漫画に実っていくわけですよね。世界中探しても、北斎ほど人の身体の絵を残している人はいないですよね。――北斎は晩年になっても常に“進化”を感じさせる新たな表現を生み出し続けました。田中さんは肉体で表現される舞踊家ですが、肉体は確実に年齢と共に衰えるものだと思います。それでも年齢を重ねて増していく“凄み”であったり、年齢を凌駕した“何か”があると思うのですが、歳を取ってこそ得られるものとはどういうものなのでしょうか?田中僕は踊りを10代の終わりからずっとやって、やり続けて、休んだことがないんです。そういう意味では僕は“異常”です、おそらく(笑)。ただ北斎は身体に集中していたというより、身体のことなんて忘れて生きていたわけですよね。それでもおそらく90近くまで、あの時代に生きられたということは、身体が北斎に引きずられて、付いて行ったんだと思いますね。回復力もすごかったんだと思いますね。脳梗塞で身体をやられても何とか動けるようにして…いまの時代だったら北斎は生きられなかったかもしれないですよね、周りが大騒ぎして。田中泯――「休まずに踊ってきた」とのことですが、その中で肉体の変化は如実に感じられているかと思います。肉体を超える“何か”を感じられているのでしょうか?田中僕に言えるのは、踊りというのは人前で身体を動かして高度な技術を得て、拍手喝采!というものではないよということですね。それだったら、みんなが踊れないじゃないですか。でも動きの話なんかじゃなくって、それを心と置き換えてもいい、みんなが「踊った」からこそ、いま踊りがあるんですよ。それは間違いないですよね。若い頃にそういうことを感じたかはわかりません。「俺だけの踊りを踊りたい」ってことだったかもしれない。いまは違いますね。身体は本当に20年も前からガッタガタですよ(苦笑)。でもね、身体は動きたいんですよ。要するに、“自分”というものが僕の中にいるわけじゃないですか? でもどこにいるのかわからない――考えてみたら、全部が自分なんですよね。足の裏も何もかもが。それを「私の足」と言っておきながらみんな、それほど気にしてないでしょ? 歩くとき、身体のことを意識して歩く人なんてそうはいなくて、全部自動的に身体がやってくれているんですよね。それを僕は全部意識的に生きてるんです。でも歳を取ってくると、いままでの意識と変えずにやってると、いつのまにか膝が曲げられなくなったり「腰が…」とか「目が…」とか言い始めるし、それは自然な成り行きですよね。その人の暮らしが原因でそうなっていくわけで、それが「老人」というものだという世間の常識ができています。みんな、常識の中に押し込められていくわけですよ。「押し込められている」とは誰も思わないでしょうけどね(笑)。僕は、その常識の中にいると思いたくないんですね。北斎も絶対にそうだったと思います。表現は違いますけど、それは同じですね。これを「痛い」と言って、触らないままでいたら歩けなくなるなってね。そういうのは刻々とありますけど、全部、抵抗してます。――逆に柳楽さんには、“若いときにしか持ちえないもの”についてお聞きしたいと思います。演技でも、年齢を重ねるにつれて備わっていくもの、技術や経験値があると思いますが、そうしたものを超越したもの、初期にしか持ちえない技巧を越えた“衝動”みたいなものの存在は感じますか?柳楽若い頃にしかない感覚はあると思います。僕自身は、自分のことに意識を向けるというよりも、周りが動いていることに付いていくのでいっぱい、いっぱいだったという感覚でした。こうして30代になって、ようやく自分のペースみたいなものを見つけられてきたかなと思います。最近、「10代の頃ってどうでした?」と聞かれることが多いのですが、その時の感覚というのは思い出せないんですよね(笑)、だからこそ、30代でもうひと花咲かせたいという思いもあります。田中“折々の花”というか、その年代、年代で…いや、年代どころかその瞬間、その瞬間で周りの評価ではなく、本人がベストなことをやっているに違いないんですよね、みんな。それをやりおおせていない人と「やれた」という人とでは差はどんどん開きますよね。それをなぜやれたかというと、それだけの気迫と集中力を持っていたからだと思います。それは偶然かもしれないけど、そうやって生きてきたんだと思うし、いまから振り返って、恥ずかしかったり「もう一度、やり直したい」とかいろいろ思うことはあると思います。でもそこには戻れないわけで、いまの一日はどうなの? ということにしかならないわけですよ。彼はある年代、ある場所…それは語るには多すぎるくらい、いろんな記憶があって、それが“花”なんですよ。でも花が多すぎるんですよね。自分の中で「やれた」とか興奮を感じたりするんです。それをいちいち言葉では表現しませんよ。そうやって生きてるんだもの。それはどんな人でもそうだと思う。誰もが「これは譲れない」というものを記憶の中に持って生きてるんだと思います。僕は、彼の若い頃の話はドキュメンタリーでも見てますし、映画も見てますけど、まさかその人とこんなふうに出会うなんて、誰が考えますか(笑)? 当時、僕はまだ俳優もやってなかったしね。柳楽 ありがとうございます。泯さんの言葉に救われました。僕は、取材などでよく10代の頃のことを質問されるのですが、当時は、一生懸命に生きているだけだったので、答えるのが難しくて。田中だから「一番心に残っている作品は?」なんて聞かれても答えられないよね。どれもが一番、一瞬、一瞬が一番なはずなんです。そんな手抜きの人生はやってないんですよ。柳楽いろんなことをやって来たので、自分にとっては全く恥ずかしいことではないですし、その当時は、全力でやっていたと思うんです。周りから「大変でしたよね?」と言われることもありますが、自分としては「ここまで楽しんでやってこれた」という意識のほうが強いんです。『HOKUSAI』公開中取材・文・写真:黒豆直樹
2021年06月09日日本が世界に誇る芸術、浮世絵。数多い絵師のなかでも国内外を問わず、高い支持と評価を得続ける葛飾北斎の、謎多き生涯を見つめた映画『HOKUSAI』が5月28日から公開になった。柳楽優弥とともに、2人ひと役で北斎に扮した田中泯を直撃した。世界的なダンサー、舞踊家であり、『たそがれ清兵衛』(02年)以降は、唯一無二の空気を放つ俳優としても活躍し、本編でまさに“画狂人”と呼ばれる北斎を体現している田中。北斎は、90歳まで生き、死ぬ間際に「あと5年あったら、本物の絵描きになれたのに」と言ったとされるが、現在76歳の田中も、まだまだ表現の道を模索、邁進している。そんな田中が、「芸術家とか表現者は、『私の』踊りなどと言うが、そんなこと言えるはずがない」と持論を語り、2024年から「ブレイクダンス」がオリンピック正式種目となることにも吠えた。○■死ぬ瞬間まで、もっと生きたいと思い続ける人生を送りたい――もともと北斎がお好きだと聞きました。昔、マッチ箱に「冨嶽三十六景」が刷られたことがあって、夢中で集めました。水にちょっと漬けて、パカっと剥がれた絵を台紙に貼って集めてましたね。それにしても北斎は、本当に人間が好きなんだと感じます。あんなに克明に人の体の瞬間を描き続けた人なんて、ほかにいないでしょう。だいたい絵描きといえば、描く対象をじっとさせるわけです。それで絵描きのテンポで描いていく。北斎は逆です。ちょっとした瞬間を逃さず切り取る。もう愛としか言いようがない。好奇心と、愛の力。あんな情熱のある瞬間を生きられるだろうかと思いますよ。――田中さんはずっと踊られてきましたが、北斎と同様、人や自然を見続けてきましたか。もちろん。師匠から教わりました。他者に対して好奇心を持たない人間に、だれが興味を持つんだと。――北斎は90歳まで生きて、死の間際に「あと5年あったら、本物の絵描きになれたのに」と言ったとされています。その思いに共感できますか?うん、できる。どうせ死ぬならそういう風に死にたいですね。死ぬ瞬間までもっと生きたいと思い続けるような人生を送りたい。――常に走り続けたい?別に歩くでもいいんですよ。1日1日、あるいは1年1年でも。とにかく人が語る人生観には乗りたくない。みな自分にとっての新しい瞬間が常にやってくるわけでしょ。それに自分はどうやって付き合っていくか、それだけです。生きるなんて言ってみれば方便です。偶然がもたらしてくれたたくさんのものとともに、自分は一瞬一瞬を過ごすことになる。ほとんど偶然ですよね。自分が決めたものではないものばかりのなかで、生きているわけです。でも少なくとも、自分の1歩、1日、一瞬というのは、自分から始めることができるはずだというのは思います。○■「私の」踊りなんて、そんなこと言えるはずがない――田中さんが映像面で活躍されるようになったのは57歳以降ですが、これまでの表現の仕方とは全く違いますね。映像の世界といってもピンからキリまであるだろうし、これも偶然に近いのかもしれない。そこに集まってきた人たちでチームができる。このチームの形というのは、ひとつとして同じものがないわけです。それが場を作り、瞬間を作り、それが結像したものとして残る。それをさらに編集して宣伝をして人々のところに届く。スリル満点ですよね。一体だれがどうやってコントロールしてものにしているのか。ひょっとしたら偶然のほうが強いかもしれない。――ライブでおひとりで踊っているときより、さらに統制が効かないと思いますが、スリル満点だと。面白いですか?面白いですよ。僕が踊っている踊りは映像にはなりませんと若いときからずっと言い続けてきました。踊りのライブには繰り返して再生していく能力というのは一切ない。そこが映像とは決定的に違うところです。芸術家とか表現者は、「私の」と言いますよね。「私の踊り」とかね。でもそれは僕には本当にバカバカしい。そんなこと言えるはずがない。私のやっている動きなんて、同じことをやっている、やってきた人はごまんといるわけです。でもその時間と、見てくれる人と、場所とさまざまな偶然が形成しているなかで、たまたま私が踊って、無名ではない、みんな名前のある人たち、ひとりひとりが見ていて、そこで成立する。それは二度と起きない。――北斎は絵を究極的に求め続けますが、「自分であること」へのこだわりもある気がします。よくわからないな。――田中さんは踊りは「自分の」踊りではないと。全然自分でなくてかまいません。――北斎は自分であることも求めているような気がするのですが。そうかな。あなた知ってるの? 北斎の頭のなかにあることの何万分の1も僕らは知らないですよ。でも図々しくも映画にしてるわけ。この映画も、これが北斎だという決定版じゃ絶対にありえない。永久に無理です。でもだからこそラッキーにも北斎の作品をこうして映画で観られるのはすごいこと。北斎の頭のなかに浮かんでいたものが何なのか、想像もできないけれど、少なくともこうして残した絵を見ることはできる。こんなちっちゃな人でもひとりひとりの体をきっちり描いて。こんな作家はいませんよ。○■ダンスがオリンピックの競技に? いい加減にしろよ――北斎は大病したあとも描き続けますが、やはり絵が好きだからでしょうか。好きだからかなんて尋ねますけど、私たちには想像がつきませんよ。どのくらいのことなのか、どういうことなのか。そっちを考えたほうがいいんじゃないですかね。分かりようがないのだから。すごいとしか言いようがない。続けたことだって彼の中では取るに足らないことかもしれないし。でも今の世の中は、一生懸命言葉にして均そうとしてしまう。分かるわけないのに。――確かにそうですね。田中さん自身のこれから先の野望はありますか?野望は好きです。野が好きなので。日本語は本当にすごいなとますます思うようになりましたが、「野」を「望む」と書く。踊りというのは、個人を有名にさせる道具じゃない。今ほど技術を追い求めて、技術が成就すれば踊りになると思っている時代はありません。それはひっくり返したいと思います。それだとスポーツとどこが違うんだと。昔の人は、あの人には踊りの心がある、絵心があると言ってましたが、つまり心があれば踊れるということです。動くだけじゃ半分なんです。同じことをやっていても、「あの子はいいな」と思うことができるでしょう? パリのオリンピック(2024年)からブレイクダンスが競技として加わります。ストリートダンスというのは抵抗の踊りだったはずなんだけど、それがオリンピックの競技になると。いい加減にしろよ、です。田中泯1945年生まれ、東京都出身。74年に勝つ小津を開始し、78年には海外デビューを果たす。スクリーンデビューは02年の『たそがれ清兵衛』。同作で日本アカデミー賞新人俳優賞、最優秀助演男優賞を受賞した。近年ではダンサーとしての活動のみならず、役者としてさまざまな作品で存在感を見せている。主な映画出演作に『隠し剣 鬼の爪』『八日目の蝉』『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』『アルキメデスの大戦』。公開待機作に『峠 最後のサムライ』がある。
2021年06月02日吉永小百合が医師役で出演する現在公開中の映画『いのちの停車場』の全国公開記念舞台挨拶が昨日6月1日、丸の内TOEIにて行われ、主演の吉永さんをはじめ、広瀬すず、田中泯、成島出監督が登壇し、撮影をふり返った。本作は、「在宅医療」に携わる医者や患者、そしてその家族たちを通して、“いのち”“愛”、“いまを生きていく”家族たちの願いを丁寧に描き出すヒューマン医療ドラマ。東京の救命救急センターで働いていたが、実家の金沢に帰郷し、「まほろば診療所」で“在宅医”として再出発をする咲和子役を演じた吉永さんは「5月12日から20日間、なんとかして、劇場を開けていただけないか、映画館で映画を観ていただくことができないだろうかと思い悩んでおりました。スクリーンからは飛沫は飛びません。来場されたお客様同士でお話しをするということも、ほとんどなくなっています。そういう中で、映画の製作者の方たち、私たち現場で作る側、そして興行主の方たちが、声を揃えて、なんとか映画館を開場して欲しいという声を上げました。マスコミの方たちも応援してくださり、映画ファンの皆様も、待ってるよとおっしゃってくれました。今日このような形で映画を観ていただけますこと、東京と大阪がオープンしたこと、本当に、本当に嬉しく思っております」と現在の心境を吐露。訪問看護師・星野麻世役の広瀬さんも「お客様の前に立たせてもらえて、映画を届けられたということが肌で実感できる、今この瞬間がすごく嬉しいです。すごく、嬉しいです」、成島監督も「東京と大阪で幕が開いて、劇場に皆さんが来ていただいて、本当に感無量です」と喜びを語った。一方、俳優仲間から褒められたというエピソードを披露したのは広瀬さん。「STATIONのシーンは、同業者の方から『どうやって撮っているの?』、『どこまでがアドリブなの?』とよく言われました。台本と現実の区別がつかなかったと言われて嬉しいなと思います」と明かす。また「沈黙が届いております」と言い、場に笑いを起こしたのは、咲和子の父親役を演じた田中さん。「本当に辛い役でして、とにかく身体の痛みを四六時中抱えて生きている人物です。カメラの前だけ痛みを感じるというのは、不器用な自分には不可能で、(撮影時は)撮影所に向かう途中から身体が痛くなる状況でした。全国にいらっしゃる同じ病を抱えている方々が、この作品をもしご覧になった時に、お芝居だね、と言われたくないなと思っていました。僕がダンサーを50年以上やってきた経験に、すがるようなつもりで演じていました」と撮影をふり返り、「皆さんも沈黙で構いませんので、時間をかけて感想を心に保っていただけると嬉しいです」と伝えると、会場からは自然と拍手が沸き起こった。映画のラストシーンは、そんな父が咲和子にある願いを託し、彼女がその願いを叶えたのかの答えを観客に考えさせるような構成となっている。本シーンについて吉永さんは「とても難しいシーンでした。脚本を作っている間にコロナの状況にになりました。そして、多くの方が亡くなっていくという中で、監督とお話しさせていただいて、今日のような形になりました。演じていても本当に苦しかったですが、お父さんの苦しみを取ってあげたいという想いだけは、娘として出さなければという気持ちだけはありました。あのシーンは、演じたというより、あの場所にいました」とコメント。「実は最初の段階では、岡田会長と吉永さんと一緒に、『吉永さんはここのところ柔らかい役が多いので、そうではない役をやってもらおう。安楽死に切り込む、エッジの効いたストーリーラインでいこう』と話していたんです」と前段階のストーリーを明かす成島監督は、「コロナ禍になり、我々が想像した尖った物語より、現実が上をいってしまったんです。その時に、『(このままエッジの効いた話でいくのは)どうかしら?』とおっしゃったのが吉永さんでした。吉永さんは命を本当に大事に考えていらっしゃるんです。そこから、『ではこの物語の答えはどこにあるんだろうか?』という長い旅になりましたが、最後まで分からないということになりました」と説明。さらに「監督として思うのは、吉永さんはあのシーンで本当に真っ白なんです。すごいなと思いました。どっちかの答えに寄っていくなどはなく、ただ感情がふわっとしている。また、同じ場面で泯さんが目を閉じたまま『綺麗だ』とおっしゃったことにも感動しました。これは私の演出ではありません。お二人の真っ白なハーモニーを撮れたことが幸せでした」と話した。『いのちの停車場』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:いのちの停車場 2021年5月21日より全国にて公開©2021「いのちの停車場」製作委員会
2021年06月02日現在公開中の映画『HOKUSAI』より、田中泯が演じた老年期の葛飾北斎が、当時の海外アーティストたちを驚愕させた北斎ブルー「ベロ藍」を生みだしたシーン映像が公開された。代表作『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』が新千円札のデザインやパスポートに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト・葛飾北斎。ゴッホ、モネなど名だたる印象派アーティストたちに大きな影響を与え、米LIFE誌“この1000年で偉大な功績を残した100人”に選ばれた唯一の日本人である北斎の知られざる生涯を初めて描いた映画『HOKUSAI』が公開されている。本作が描くのは、流行り病や権力者による表現への弾圧など、決して自由とは言えない制約された状況でも、何ものにも屈せず“自分らしさ”を貫き通した葛飾北斎の生き様。コロナ禍の緊急事態宣言下で休館している劇場もある現在において、葛飾北斎やともに生きた人物たちの姿は、先の見えない今を生き抜く秘訣を伝えてくれるはずだ。5月28日に公開を迎え、SNS上では田中泯演じる北斎に「全てが葛飾北斎!」や「田中泯さんのダンスの様な美しい演技の表現には見惚れました」、「北斎が宿ったかのような魂で演じていた」といった、絶賛の声が。年老いてもなお自分らしさを追求し、新しい手法を追いかけ、絵を描くことに心酔していた北斎はベロ藍の美しい色合いを見つけ、青い絵の具を手に取り、雨中で歓喜に舞い始める。実は当初の脚本には舞を踊るという演出はなかったそうで、田中のアドリブであったと監督が明かしている。突然雨の中に飛び出したその様子に現場スタッフも驚嘆し、カットがかかると思わず現場は拍手に包まれたという。世界でもダンサーとして活躍する田中泯だからこそ実現できた奇跡の1シーンだ。あるシーンの撮影では「俺の中の北斎が逃げていってしまう!」という声が田中から漏れる一幕もあったそうで、まぎれもなく本作の中で、たしかに彼が北斎として生きた時間が存在していたといえるのではないだろうか。また本作『HOKUSAI』とともに現在公開中の『いのちの停車場』(東映)では、吉永小百合演じる主人公の医師の父親役という重要な役どころで田中泯は出演を果たしており、現在週末の興行収入ランキングに入る2作品にて名を連ねる。そんな彼の俳優デビューは57歳。現在76歳にして俳優として大ブレイクを果たしているのは、まるで70歳を超えて世界的に注目されることとなった代表作「冨嶽嶽三十六景」を生み出した、葛飾北斎そのものと言えよう。『HOKUSAI』公開中
2021年06月01日映画『HOKUSAI』(5月28日公開)の公開直前ヒット祈願報告会トークイベントが26日に都内で行われ、柳楽優弥、田中泯、永山瑛太、玉木宏、瀧本美織、橋本一監督が登場した。同作は世界的アーティスト・葛飾北斎の知られざる生涯を描くオリジナル作。その才能は認められながらも、売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期の北斎を柳楽が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を田中がそれぞれ演じる。「人間・北斎」と、彼が描いた「三つの波の秘密」が生まれるに至った物語を描く。晩年の北斎が通ったと言われ、86歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」を奉納したことでも知られる、墨田区にある牛嶋神社に一同揃って大ヒット祈願。関東大震災で現物は焼けてしまったが、神社には今も復元された絵が飾られており、その絵には様々な病気や凶事を起こす厄神たち十五体が須佐之男命にひざまずき、今後悪さをしないよう証文に手形を押されている様子が収められている。柳楽は「今日お伺いした牛嶋神社や先日訪れた小布施のお寺などで北斎の作品を見させて頂いたのですが、北斎の絵には悪いものを跳ね返して断ち切る力が本当にあると思います。大変な時期ですが、この映画の持つ力が悪いものを跳ね返してくれたらいいなと思います」、田中は「86歳の時に描いたと聞いてびっくりしています。凄まじいパワーを感じました」と、北斎の絵に圧倒されていたようだ。現在、一部エリアでは緊急事態宣言下で劇場休業している状況での公開となるが「こんな日だからこそやり遂げたいこと」について問われると、日本映画が大好きと語る柳楽は「映画館で映画を観たい」と願いを口にする。田中は「いつもと変わらずに1日をしっかりと生きることが大切」と語り、永山は「誠心誠意の演技をして日本の人を元気にしたい」、瀧本は「前向きな気持ちを発信し続けていきたい」、先日祖父が100歳を迎えたという玉木は「こんな時だから地方への行き来はできないですが、子どもも生まれたので祖父に会いに行きたい」、監督は「劇場に行きましょう、映画を観ましょう!」とそれぞれ、先の見えない時代だからこそのやり遂げたいことを挙げた。最後に本作を楽しみにしている人々に向けて作品を代表して柳楽が「こういう時期にもかかわらず、公開することができたことをありがたく思います。人はトンネルに入ったら出口を探すと思うんですが、芸術や映画はトンネルでのライトになりうる力があると思います。一日でも早くコロナが収束して皆さんの笑顔が戻ることを思って頑張っています」と真摯なメッセージ。田中も「北斎こそが人々を愛し、人々の体を描写した最初で最後の人だと思っています。ぜひ、北斎に愛されに、映画を見て欲しいです」と作品をアピールした。
2021年05月26日葛飾北斎の知られざる生涯を描く映画『HOKUSAI』の公開直前ヒット祈願イベントが5月26日、都内で行われ、北斎の青年期、老年期をそれぞれ演じた柳楽優弥と田中泯、共演する永山瑛太(柳亭種彦役)、玉木宏(喜多川歌麿役)、瀧本美織(コト役)、橋本一監督が出席した。代表作「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」をはじめ、生涯を通じ、約3万点の作品を残したとされ、19世紀には欧州でジャポニズムブームを巻き起こした江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の知られざる生きざまを映画化。当初は2020年5月29日に公開予定だった本作が、1年の延期を経て5月28日から全国公開される。柳楽は「それもこの映画の運命だと思う」と1年越しの封切りにしみじみ。「僕自身、映画をはじめ、いろいろなアートを通して、勇気をもらってきたし、北斎も時代を超えて、僕たちに刺激を与えてくれる」と語り、「北斎の絵のように、この映画にも(悪い状況を)跳ね返す力があるはず。芸術や表現が、長いトンネルにライトをつけ、出口に誘導する力があると信じて頑張っていきたい」と決意を新たにした。緊急事態宣言の影響で、一部地域の映画館が休業を強いられる状況だが「映画が大好きですし、映画がもつパワーに憧れもしている。どんな状況であっても、映画館で映画を見たい」と力強く訴えた。同席した橋本監督は「個人の考え」とした上で、「基準も理屈もなく、一方的に映画館が開けられないのは、言語道断」と憤りを示し、「映画に触れられない人がたくさんいるのは、間違っているとしか思えない。開けたほうが世のためだと思う」と思いを打ち明けていた。「公開が近づき、かなり緊張しています。きっと届くものはあるはず」と語る田中は、「(芸術が)世界を変えられるかわからないが、それはどう受け止められるか次第」とも話し、「北斎という人は、その時代その時代で、常識と真っ向から対峙した。こんなときだからこそ、まともに常識と向き合うこと。僕らは常識に従順に生き過ぎている」と北斎からの“学び”を熱弁していた。同日、柳楽は晩年の北斎が通ったと言われ、86歳の時に大絵馬に描いた晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神退治之図」を奉納したことでも知られる牛嶋神社(東京都墨田区)にて大ヒット祈願を行った。取材・文・写真=内田涼映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月26日世界で一番有名な日本人アーティスト、葛飾北斎の生涯を映画化した『HOKUSAI』。青年期を柳楽優弥が、老年期を田中泯が担当し、W主演を果たした本作では、北斎がその才能を開花させるまでのもがきと、人気絵師になってからがダイナミックに、肉厚に描かれている。北斎について、青年期についての資料はほぼ残されておらず、柳楽さんが演じる時代は、史実と照らし合わせながらも、オリジナル色の強い脚本に仕上がった。ゆえに、映画を観て「えっ」、「へ~」と多少の驚きと新鮮さを持って楽しめる。柳楽さんが演じたならではのスパイスも、たぶんに効いているのだが。「演じるにあたっては、監督と話し合って僕たちの北斎像を作り上げていきました。北斎は世界中にファンがいる日本を代表するアーティストなので、正直怖いという気持ちもありました(苦笑)。これまで過去に作らた葛飾北斎に関する映像作品を観た印象では、北斎は割と骨太で無骨な印象だったり、ワイルドなイメージが強かったんです。今回、演じさせていただくことが決まって、役柄を通して調べていくと、実は、知的で、情熱的な一面もあった人だったのではないかと思いました。“彼を突き動かしたその原動力は何なんだろう、すさまじいパワーを持つ人だな”と感じていました」。パワフルさは、柳楽さんが憑依したとも言いたくなる、北斎が一心不乱に筆を取る姿に現れている。実のところ、北斎は、当時人気を誇っていた歌麿(玉木宏)や写楽(浦上晟周)に追いつけず、嫉妬と自信喪失でさまよい、たどり着いた海で自らの才能と五感を呼び覚ましたのだ。柳楽さんの演技と北斎のアイデンティティが合体するような、強いインパクトを残す海のシーンは、必見だ。演じた海での出来事を、柳楽さんは北斎目線でやさしく言葉にした。「北斎は“今、すごくいい絵が描けるぞ” というモチベーションで、海に向かったわけではないのか、と僕は思ったんです。納得いかないとか、悔しいとか、ある意味、絶望的だったと思いますし、そこには、アーティストならではの感情がありそうな気がしたんです。監督と僕たちとで、“これだ”という気持ちを持って撮影しました」。「オリジナリティを大切にする」ことへの思い、と葛藤北斎を演じ切り、完成作を観て、ふと感じたこともあったと柳楽さんは話した。「以前、番組でアメリカの『アクターズ・スタジオ』に行かせていただいたのですが、演じる上で、自分自身が経験した哀しかったことや、少しネガティブな感情を引き起こして表現するという、メソッドアクティング(演技法)を勉強したことがあったんです。映画は、哀しい、淋しいという感情が共有されて、少しホッとする様なところがあって、それが良さでもあるのだと思うんです。アーティストや表現者たちは、一見ネガティブとも思える感情から、美しいものを生み出すことができるエネルギーを持っているんだなと、感じたんです」。そして、青年期の北斎は、「ただ描きてぇと思ったもんを、好きに描いただけだ」と言い、美人画が全盛の時代に、波と富士を主題にした「江島春望」で勝負に出て、結果、江戸を席巻していく。今の時代に望まれる、オリジナリティを大切にする、自分らしく、というワードとも通じている印象を受ける。「ニュースなどで“自分らしく生きるとは何か”という問いかけを見て、僕自身は、“自分らしく生きられている方なのかな…?”と思えることもありますが、俳優をやっていると、台本があって、セリフを読んで、そのキャラクターについて考えていく作業なので…日々、葛藤しています(笑)」。監督の望みに寄り添いながら、自分のオリジナリティを出すような演技も披露していく。一朝一夕にはいかない、高度な技術の話だ。「言われたことに応えるのは大事なことだと思っているので、僕は、 “演出されたい”と思うんです。その大切さを理解しながらも“AIのようにはなりたくない”と思うところもあって。2020年を機に、僕個人としての考え方をより明確にさせて、普段のインプットを充実させたいなと考えるようになりました」。そんな柳楽さんが今インプット、というよりも、気分転換にしていることといえば「ピアノ」だと即答した。「今月(※取材日、2021年4月)から始めたばかり。ピアノ教室に通っているんです。先生から“ここはもっと繊細に弾きなさい”と、指導していただいていますね(笑)」と、照れくさそうに微笑んだ。しかし、役者としての感覚を忘れないのも柳楽さんの特色。「俳優でよかったなと思うのは、(役として)いろいろ習う機会があることです。自分がどうステップアップしていくのかが、何となくわかるというか。“あ、できない…”という感じになると、“はいはい、きたきた、コレね!”と実感する瞬間があるんです!」、課題を課題とも思わず楽しそうに超えていく柳楽さんの話を聞くと、どことなく天才肌の北斎に通ずるところがあるような気がしてしまう。「褒められたらうれしい!」けど…引き締める気持ち、柳楽優弥の本音誰もが知る、実力派俳優と世間にも認識されている柳楽さんだが、20代の頃には、「どんな役であってもいただいた役を一生懸命やりきることで認められて、主演を勝ち取っていきたい。主演として呼ばれるようになりたい」という、強い意志も秘めていた。30代に入った今、有言実行を体現している。「10代のときは、ある程度の経験値と、想像力の引き出しを増やすことが必要だと思っていたので、“脇役をやりたい”と思う時期もありました」。「けど」と、柳楽さんは紡ぐ。「いざ、こうしてまた主演をやらせていただくようになってからも、怖いと思うことはあるので、あまり変わらないのだと思います」。演じるということに対して貪欲で、役や作品に対しての理解を突き詰めている、慣れないことへのプライドを持っていると、柳楽さんの言葉を聞いているとわかる。「もちろん、褒められたらうれしいです(笑)。でも、褒められて“ああよかった”と満足してしまうと、人って、怠けてしまうものじゃないですか?例えば、柔術の世界で帯の色が上がったとしても、改めて気を引き締めていきたいというか。自分の経験から常に気を引き締めないとていけないなと思っています」。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日より全国にて公開©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年05月24日映画『HOKUSAI』(5月28日公開)の大波トークイベントが13日に東京・江戸東京博物館で行われ、柳楽優弥、田中泯、紫舟(ゲスト)が登場した。同作は世界的アーティスト・葛飾北斎の知られざる生涯を描くオリジナル作。その才能は認められながらも、売れない絵師として葛藤の中で筆をとり続けた青年期の北斎を柳楽が、芸術家としての情熱を失うことなく孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を田中がそれぞれ演じる。「人間・北斎」と、彼が描いた「三つの波の秘密」が生まれるに至った物語を描く。イベントには世界的書家・紫舟が登場し、北斎の青年期を怨じた柳楽について「筆の所作がものすごく美しい。プロになると呼吸と筆が合ってくる。線を引くときは息を吐きながらじゃないと引くことができない」と絶賛。「呼吸をしながら、手にもしっかりと目がついているような美しい筆の所作だと思い、見とれてしまいました」という紫舟に、柳楽は「汗かいてきちゃった」と照れつつ、「東京芸大の先生が2人現場に来て下さって練習しました」と明かした。一方、田中について紫舟は「目に見えないものが書けるようになった瞬間、風を見つけたときの北斎の泯さんの狂気に満ちたような笑顔がずっと出てきます。熟練された表情だなと思って」と讃える。田中は「笑顔の練習はしたことないんです」と笑わせつつ「風はたしかに目には見えないもので、踊りも本当は目に見えないことが暗躍してるわけですね。そういう意味ではひょっとしたら踊りに対する目線が近いのかもしれません」と自身に寄せて答えた。さらに汗が止まらない柳楽は「僕、すごい汗かいてて、やっぱり北斎の熱量が……。後で誰かハンカチをください」とリクエストしていた。紫舟のライブパフォーマンスも行われ、完成した作品について「この映画を見て、生きる力、もう1回立ち上がってみようか、踏ん張ってみようかという思いを感じました。大きなうねりや波を起こし、太陽のような明るい赤や、降り注いでる光の黄色などを使いながら多くの人に届きますように、『生き抜け』というメッセージを掲げました」と説明する。柳楽は「圧倒される。生き抜けという言葉もこの時代にすごく響く言葉ですし、北斎を通じて生命力を感じられています」、田中「いやあ、いいですね」とそれぞれ感動を表した。
2021年05月13日浮世絵師・葛飾北斎の人生を描く映画『HOKUSAI』の公開を控え5月13日、北斎の生誕の地でもある東京・墨田区にある江戸東京博物館にてトークイベントが開催され、劇中で青年期、老年期の北斎をそれぞれ演じた柳楽優弥と田中泯が登壇。さらに書家の紫舟もゲストで登場し、本作をテーマにしたライブパフォーマンスを披露した。柳楽は北斎について「90歳まで生きて、絵を描くことに人生を集中して、満足しないで絵と向き合い続けた、その姿がかっこいい」と語る。さらに柳楽は舞踊家として76歳のいまも踊り続ける田中に対しても「泯さんは、10代の頃からずっと踊り続けていて、そうやってひとつのことに向き合い続けている大先輩の姿に勇気をもらっています」と尊敬の眼差しを向ける。そんな柳楽の言葉に田中は「(北斎とは)比較にならないんですが…(苦笑)」と照れつつ、北斎の晩年までの創作意欲について「驚異的ですね。あと5年あったら、もっといい絵が描ける――きっと95歳になっても同じことを言ってたんじゃないでしょうか? 果てしないものに立ち向かっていて、想像を絶します」と感嘆する。書家の紫舟は、本作を見てすぐに創作意欲がわき上がってきたそうで「一気に70枚くらいの書を書き上げました。生きる力をたくさんもらえた映画でした」と語る。特に柳楽、田中がそれぞれ体現した北斎を絶賛! 青年期の“柳楽北斎”については「最も難しい筆の所作が美しい! プロになると呼吸と筆が合ってくるんですが、柳楽さんの筆は呼吸をしているようで、美しい所作に見とれてしまいました」と絵師としての姿にお墨付きを与える。一方、晩年の“田中北斎”については「映画の中で、北斎が目に見えないもの――風を捉える瞬間があるんですが、狂気に満ちた笑顔で、さすが熟練された表情でした。北斎の中で表現したいもの、目に見えないものがしっかりとつながって、あの狂気の笑顔になったんじゃないかと思います」とこちらも絶賛していた。この日、紫舟は黒、赤、青、黄、緑のインクを使って、北斎の“大波”をイメージした絵をライブパフォーマンスで完成させた。「生き抜け」と力強く書かれたこの絵について、紫舟は「私たちはいま、困難な中にいますが、この映画を見て生きる力――『もう1回立ち上がってみよう、踏ん張ってみよう』という思いを感じました。大きなうねりや波、太陽の赤や降り注ぐ光の黄色を使い、多くの人に届くように『生き抜け』というメッセージを書きました」と説明。柳楽は「圧倒されました。『生き抜け』という言葉も時代に響くと思います。北斎を通じて、生命力を感じています」と興奮した表情を見せ「改めて、『生きる』ということを考えさせられるこういう状況でも、強く生きていきたいと思います」と自らを奮い立たせるように語っていた。取材・文・写真=黒豆直樹『HOKUSAI』5月28日(金)公開
2021年05月13日柳楽優弥が青年期、田中泯が老年期の葛飾北斎を演じる『HOKUSAI』。この度、北斎が若き天才絵師、東洲斎写楽に追い越され、悔しさを滲ませる本編映像が解禁となった。今回解禁されたのは、絵の本質を掴めず才能がくすぶっている葛飾北斎(柳楽さん)と、彗星の如く現れた天才絵師・東洲斎写楽(浦上晟周)が火花を散らす緊迫のシーンを切り取ったもの。希代の版元、蔦屋重三郎(阿部寛)が目をつけた無名の写楽が、舞台役者の「大首絵」で一躍有名になり、闇雲に絵を描き続けるも未だ蔦屋に認められない北斎もその名を聞きつける。「どんなやつか会ってみたくねえか?」と蔦屋に誘われ宴に向かうも、大ヒット作を生み出した写楽が自分よりも年下の少年だったという事実と、周囲から才能をもてはやされていることを目の当たりにし、嫉妬や悔しさで打ちひしがれる北斎。写楽は「ただ道楽で描いたまでです。いつの間にか筆を持ち、興じているうちに描くようになりました。私はただ、心の赴くままに描くだけです。何かお気に障りましたか?」と、見下すようなひと言に思わずイライラ。憤りを隠せない北斎と、そんな北斎を哀れむかのような天才・写楽は険悪なムードに包まれるが、この「絵に関しては誰にも負けたくない」という気持ちこそが、北斎の成長の源になっていく。写楽との屈辱的な対立シーンを演じて「歌麿は先輩で写楽は後輩。その写楽がみんなから称賛されているのを見て、悔しさを感じ、その勢いで写楽に対してキツく当たったら、さらに大きなしっぺ返しをくらってしまうんです(笑)」と柳楽さん。「写楽から言われたことに対して、北斎自身も合ってるかもしれないと、悟ってしまったんだと思います。台本には言い合いの後に『座る』と書いてありましたが、そういう状況の中で座ってしまったら、気持ちが落ち着いてしまうんじゃないかとおもったんです。あのシーンは、言ってみれば喧嘩です。実際に現場に入ってみると、立った勢いで去っていくくらいの気持ちになりました」と明かす。才能が開花し、誰もが認める”葛飾北斎”になるまでがむしゃらにもがき続けた北斎を自身に投影し、感情の赴くままに演じ切った柳楽さんによる青年期の北斎は必見となっている。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日より全国にて公開©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年05月11日柳楽優弥と田中泯がW主演を務める映画『HOKUSAI』が5月28日(金)に公開となる。この度、本作より新たな本編映像が公開された。代表作『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト葛飾北斎の生涯を描いた本作。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌「この1000年で偉大な功績を残した100人」にも唯一の日本人として選ばれている北斎は表現者たちが自由を奪われていた時代に、ひたすら絵を描き続けていた。この映画では、抑圧に負けず自分の道を貫き、表現の自由を求めた北斎の姿を通して、今を生きる人々にメッセージを届ける。台湾では葛飾北斎の作品も扱われた展示「江戸風華-五大浮世絵師展」が2020年に1月から4月まで台北市で開催され、北斎の絵を一目見ようと10万人を超える来場者が訪れる大盛況を見せた。本作がどう受け入れられるのか注目したい。さらにアジアや中南米、ヨーロッパ、北米での公開も準備中ということで、ますますの広がりも期待できるだろう。公開となったのは、阿部寛演じる耕書堂の店主・蔦屋重三郎が逆境にも負けずに勝機を見据え、前へ進もうと力強い決意を見せる本編映像。蔦屋重三郎と言えば葛飾北斎はもちろん、喜多川歌麿や東洲斎写楽など世界中に名を轟かせる、数々の絵師をこの世に輩出した江戸時代の名プロデューサー。レンタルビデオ・書店大手企業である“TSUTAYA”は、彼の名プロデューサーぶりにあやかって名付けられたとも言われる。日本独自の町人文化が栄えた頃、華やかな浮世絵は当時、庶民の間でも圧倒的な人気を誇っていた。しかし幕府の弾圧によりその状況は一転、版元や絵師は創作の自由を奪われていった。本映像では、禁制を犯したとして幕府にいち早く目を付けられた耕書堂の作品たちが無情にも燃やされ、店中も乱されて荒れ果てた場面が映し出される。その光景に立ち1枚の絵を手に取る重三郎は、汚されてもなお妖艶な魅力を纏う喜多川歌麿の作品に改めて感嘆し、「全くありがてえもんだ、出る杭は打たれるってな。つまりうちが江戸で頭一つ抜けた版元だってお墨付きを貰えたってことだ」と今後の商いが危ぶまれそうな非常事態にも臆していない様子。さらに、「こいつは恵の雨ってもんよ。これで江戸中がうちの出方に目凝らしやがる。種を植えるには、またとねぇ折ってことよ」と、ピンチな時こそ勝機と捉えており、決意を込めたその眼力も凄まじく、江戸随一の名プロデューサーたる堂々とした姿だ。阿部は蔦屋重三郎について「いろいろな才能を集めて自分で育てていく、先見の明があったと思うんですよね。今で言うプロデューサー的な人。いろんな世界に入っていってどんどん新しいことを作り出していく、この人がいたから色んな才能が開花したのだと思います。幅広い人脈を大事にしながら交流の場を多く持って、様々な才能を見つけ出し、世界に発信していきたいという夢を持ちながらも、夢半ばで亡くなっていったんですよね」と語り、演じるにあたり葛飾北斎や喜多川歌麿の絵が展示されている美術館に足を運んだことも明かす。さらに「重三郎によるプロデュース後の北斎や歌麿が描いた作品の中にも、素晴らしい作品が多数あるんですよね。『あぁ、これを見ずして散っていったんだな』と思いました。それらの作品を目にした時に『きっとこういう才能のある人はすごく孤独だったんだろうな』と今はそう思っています」ともコメント。また橋本一監督も自身が出演したラジオ番組で「絵を描くということ自体は当然ですが、一番は北斎の不屈の心を描きたいと思っていました。期せずしてですが、コロナで大きな打撃を受けている現代やそれを取り巻く状況において”負けてはいけない”という強い心は不変であり、何度でも立ち上がれるのが人間だ、というメッセージを強く込めました」と本作への思いを語り、未曽有の事態に直面している今だからこそ、あらゆる逆境に立ち向かい、道を切り開いていく大切さを感じさせてくれる。さらに劇中には人生を懸けて絵を描き続けた葛飾北斎や、希代の名プロデューサーとして若き才能たちを発掘し育て、「絵は世の中を変えられる」と熱い信念を貫いた蔦屋重三郎など、一時代を築き今も人々を魅了する、名匠たちの金言が溢れている。ぜひ彼らの生き様と魂揺さぶる熱い言葉を映画遺憾で堪能してほしい。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年05月05日柳楽優弥と田中泯で、葛飾北斎の知られざる生涯を初めて描く映画『HOKUSAI』。この度、老齢の北斎の描く作品に共感する、江戸随一の人気戯作者・柳亭種彦役を演じた永山瑛太の場面写真が到着。武士でありながら独創的な作品を生み出し続けた柳亭種彦の一面をとらえている。紫式部の「源氏物語」をなぞり、江戸城の大奥を表現したとされる「偐紫田舎源氏」を代表作に持つ戯作者・柳亭種彦。本作では、表現者たちの創作の自由が幕府によって厳しく抑え込まれていた時代に、芸術を取り締まる立場である武士の家系に生まれながらも身分を隠し、優れた文才で一気に人気となった作家として描かれる。北斎の老年期において欠かすことのできない非常に重要な人物であり、己の創作意欲を止められないその生き様に北斎は共鳴し、幾度となくタッグを組み北斎の盟友とも呼べる存在。生まれた時から定められた自らの運命に抗いながら、己の人生をかけて信念を貫き通す、その堅固な意志は静かながらも熱く沸々と湧き上がる強い思い。その感情を胸に抱きながら、覚悟をもってひたむきに突き進む人物、柳亭種彦を永山さんが迫力の演技で魅せる。永山さんは『アヒルと鴨のコインロッカー』や『ディア・ドクター』、『余命1ヶ月の花嫁』などで着実に注目を集め、TVシリーズ&映画『まほろ駅前』シリーズ、『ミックス。』からNHK大河ドラマ「西郷どん」、『友罪』などまで数多くの話題作に出演。幅広い役どころを演じ、高い演技力が評価されている。また、4月16日より放送中のTVドラマ「リコカツ」(TBSテレビ系)にも出演しており、これまでにあまりなかった肉体派で、厳格な家庭に育った堅物ぶりから生まれるコミカルさが早くも話題を呼んでいる。今回、そんな永山さんが演じる、北斎(田中泯)にとってキーパーソンとなる柳亭種彦の姿が収められた場面写真が到着。江戸後期、表現に対する取り締まりが強化され、多くの絵師や戯作者が処罰される中、武士である種彦も執筆活動を続けるか否か悩み始めることに。種彦は、浮世絵を描くことに強い執着を持つ北斎に相談することで、納得のいく答えを探す。場面写真には、思い悩んでいた種彦が力強いまなざしで何か覚悟を決めたかのような表情をする姿が切り取られており、気迫が満ちあふれる1枚に。そして、種彦と北斎、2人の信頼関係や盟友ぶりが垣間見える場面写真も。種彦を良きパートナーとして信頼し、自身の天望を語りかける北斎とその北斎の飽くなき探究心と生涯通して絵を描き続ける覚悟や生き様に感銘を受け、尊敬の眼差しで北斎を見る姿が写し出されている。大きな困難を乗り越えた北斎は「冨嶽三十六景」の数々と「神奈川沖浪裏」を見事に描き出す。多くの人が「冨嶽三十六景」を買い求める中、種彦も北斎の力作を目にし、その鬼気迫る作品群から長年タッグを組んできた北斎のまだ見ぬ才能と情熱に衝撃を受ける種彦の姿も収められている。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日(金)より全国にて公開。©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年04月23日世界的アーティスト葛飾北斎を柳楽優弥と田中泯が演じ、北斎の知られざる生涯を初めて描いた映画『HOKUSAI』。この度、少年期の北斎を演じた城桧吏の冒頭シーンがノーカットで公開された。青年期を演じる柳楽さん、老年期演じる田中さんと共に、第三の北斎として同一人物を演じる城さんは、『万引き家族』で注目を集め、『約束のネバーランド』、『都会のトム&ソーヤ』などに出演するいま注目の俳優だ。北斎は、幼少期から絵を描くことが好きだったという記録が残されており、到着した映像では、そんな北斎が砂浜のキャンバスに、木の枝で犬の絵を描くシーンが公開。少年の力強いエネルギーに満ちた姿が映し出されている。なお、本日より葛飾北斎の情報に特化したポータルサイト「HOKUSAI PORTAL」がオープンした。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日(金)より全国にて公開。©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年04月18日柳楽優弥と田中泯がW主演を務める映画『HOKUSAI』が5月28日(金)に公開となる。この度、本作が台湾でも今夏に公開されることが決定した。代表作『冨嶽三十六景神奈川沖浪裏』が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト葛飾北斎の生涯を描いた本作。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌「この1000年で偉大な功績を残した100人」にも唯一の日本人として選ばれている北斎は表現者たちが自由を奪われていた時代に、ひたすら絵を描き続けていた。この映画では、抑圧に負けず自分の道を貫き、表現の自由を求めた北斎の姿を通して、今を生きる人々にメッセージを届ける。台湾では葛飾北斎の作品も扱われた展示「江戸風華-五大浮世絵師展」が2020年に1月から4月まで台北市で開催され、北斎の絵を一目見ようと10万人を超える来場者が訪れる大盛況を見せた。本作がどう受け入れられるのか注目したい。さらにアジアや中南米、ヨーロッパ、北米での公開も準備中ということで、ますますの広がりも期待できるだろう。今回の公開決定を受けた配給会社ifilmからのコメントは以下。配給会社ifilm・コメント弊社は今までたくさんの日本映画を配給させていただきました。是枝和裕監督や三谷幸喜監督の作品、また阿部寛さん主演の『テルマエロマエ』、アニメ映画に関しても新海誠監督の『君の名は。』をはじめ、細田守監督の『未来のミライ』、『バケモノの子』などを配給しました。今回の『HOKUSAI』に関しては、まず北斎という人と彼の作品は世界的に有名ですごく人気があります。台湾でも一番よく知られている日本人だと思います。昨年行われた台湾の北斎展覧会では、初めて彼の作品が台湾の人たちにお披露目となり、大変人気を博していました。『HOKUSAI』という映画はあまり知られてない北斎の生涯、また同じ江戸時代に活躍した絵師たちのことも描かれていますが、この映画を通じで台湾の人達に浮世絵だけではなく、その絵の裏にある背景をもっと深く理解してもらうことができると思います。これが私たちが配給したいと思った一番の理由です。また『HOKUSAI』は豪華なキャスティングで、柳楽優弥さん、田中泯さん、阿部寛さんをはじめ、台湾の観客によく知られている俳優さんたちばかりなので、とても期待しています。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年04月13日5月28日(金)に映画『HOKUSAI』が公開されることを記念し、国内最大級の審査制写真投稿サイト「東京カメラ部」と連動して2019年12月3日~2021年2月4日にInstagramとTwitterで開催された北斎の代表作である「冨嶽三十六景」にちなんだ、「富士山」フォトコンテストの結果が発表された。“あなたが見た冨嶽”をテーマに実施したこのフォトコンテストでは、写真愛好家からライトなユーザーまで幅広い層が参加し、期間中におよそ10,000点に及ぶ応募作品が集まった。多くの応募作品の中から、東京カメラ部やスペシャル審査員(映画『HOKUSAI』より葛飾北斎役:柳楽優弥・田中泯 / 北斎の妻・コト役:瀧本美織)による厳選なる審査の元、全26点の受賞作品が決定。そしてこの度、4月9日(金)に全26点の受賞作品が発表されるとともに、本作の企画・脚本を担当した河原れんと東京カメラ部の代表を務める塚崎秀雄が当フォトコンテスト受賞作品講評会インスタライブにゲストとして登場することが決定した。講評会インスタライブでは、スペシャル審査員の柳楽、田中、瀧本らが選び抜いた【HOKUSAI賞】含む、全国のあらゆるスポットから富士山や各地の山々を被写体として捉えた美しい作品の数々を河原が表現者としての視点から講評し、映画の魅力、葛飾北斎や彼の作品への熱い想いについてトークを繰り広げる。さらに受賞作の発表を控え、講評会では触れられない「佳作(全10点)」の中から作品2点を特別に先行公開するとともに、当フォトコンテストの“あなたが見た冨嶽”というテーマに沿い、本編の中で代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」誕生に繋がる、北斎が波を見て着想を得る奇跡的な瞬間などを捉えた場面写真4点が公開となった。病や政府からの抑圧、何があっても絶対に諦めずに描き続けた絵師としての生き様が青年期(柳楽)から老年期(田中)を通して初めて描かれる本作。今を生きる表現者たちの魂をも揺さぶる本編にも期待してほしい。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年04月06日新型コロナウイルスの感染拡大による丸1年の公開延期を経て、5月28日(金)に全国公開となる映画『HOKUSAI』。この度、映画の公開を記念して神奈川県・岡田美術館にて4月3日(土)〜9月26日(日)の期間、葛飾北斎の作品を特別展示することが決定した。代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト“葛飾北斎”。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌『この1000年で偉大な功績を残した100人』にも唯一の日本人として選ばれている。北斎は自らを「画狂老人卍」と名乗り、江戸時代としては稀な90歳という長寿を全う。「冨嶽三十六景」を70代に手掛け、絶命する直前に「天我をして五年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし(あと五年寿命があれば、本物の絵師になれるのに)」という言葉を残したとされるその人物像は、現代を生きる私たちにも強烈なインパクトを与える。そんな北斎の実像に迫ろうと、5月28日に封切られる映画『HOKUSAI』で北斎の青年期と老年期を二人一役で演じ分けるのは柳楽優弥と田中泯。生涯に渡って現役の絵師であり続けた北斎の姿が現代に蘇る。先日クリスティーズ・ニューヨークで開催された日本・韓国美術のオークションで、最低予想価格15万ドルの10倍以上となる159万ドル(日本円にして約1億7000万円)で落札され、木版画集の価格の世界記録を更新するなど、今改めて北斎の作品は世界中から注目を得ているが、今回岡田美術館では、その名作「神奈川沖浪裏」のほか、北斎の美人画の極みである「夏の朝」と「傾城図」を特別展示する。まだ眉を落としていない初々しさが残る「夏の朝」の新妻、玉虫色に光る笹色紅を唇にほどこした「傾城図」の妖艶な花魁、北斎が描く“清楚美人”と“妖艶美人”を、映画に登場する瀧本美織演じる北斎の良妻・コト、芋生悠演じる歌麿の恋人である花魁・麻雪にそれぞれ重ねてみることで、今にも動き出しそうな生命力に溢れる浮世絵と、本作の世界観を合わせて楽しむことができる。そして、本編に登場する浮世絵の再現にも一切の妥協を許さず、版画を制作するシーンでは実際の彫師と摺師が出演している本作。今回の撮影で使われた版木や、江戸当時と変わらず版画を制作するために実際に使用された道具なども展示される予定だ。200年以上の時を経て今に伝わる作品の魅力と私たちの心を惹きつけてやまない北斎の生き様を、この春、美術館とスクリーンで目の当たりにしてほしい。【開催情報】「北斎特別展示」会期:4月3日(土)〜9月26日(日)会場:岡田美術館『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年03月29日孤高の絵師・葛飾北斎の知られざる生涯を、柳楽優弥と田中泯のW主演により初めて描く映画『HOKUSAI』。新型コロナウイルスの感染拡大による丸1年の公開延期を経て5月28日(金)に公開することが決定。新予告&新ポスターとともに、柳楽さん、田中さんから公開に向けたメッセージが到着した。今回解禁された映像は、いまもなお、幅広く様々なジャンルで世界中に多くの影響を与え続けている天才絵師・葛飾北斎(田中泯)が若かりし頃を回想するところから始まる。人気浮世絵版元(プロデューサー)・蔦屋重三郎(阿部寛)に向かって「北極星にちなんでつけたんだ」と、決して動かぬ星であることが自身の名前の由縁であると真っすぐな瞳を向けて語る人物こそが若き日の葛飾北斎(柳楽優弥)。腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に目をつけた重三郎。しかし、絵を描くことの本質を捉えられていない北斎をなかなか認めず、“絵を描く意味”を問いかける。また、勝ち負けにこだわる北斎は、喜多川歌麿(玉木宏)や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまい、もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさを見つける。そして、北斎は重三郎の後押しによって、ついに唯一無二の独創性を手にする。しかし、江戸時代後期は幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられており、蔦屋が営む耕書堂や、武士の家系であることを伏せて筆を取り、北斎とタッグを組んでいた戯作者の柳亭種彦(永山瑛太)も弾圧の対象に。彼もまた自問自答し、「先生は絵のために全てを捨てられますか?」と北斎に問いかけるも、北斎の気概や諦めない姿を目の当たりにし、己の信念を最後まで貫き通すことを決心する。一方で、志を共にする表現者たちを失い続けてもなお創作意欲が衰えることのない老年期の北斎は、筆一本を手に黙々と描き続けた絵で、誰よりも雄弁に“表現の自由”を求め、時代に抗い続ける。厳しい弾圧の中、「こんな日まで絵を描くのか」と問われても、「こんな日だからだ」「今だから見えるものがある」と内に秘める熱い想いを言葉にする北斎の姿は、まさに“今だからこそ”感じることができる多くの共感や勇気を与えるメッセージとも受け取れる。合わせて解禁された本ポスターでは「絵で世界は変わるのか?」という、北斎が生涯をかけて貫き通したその生き様から気付かされるような力強いキャッチコピー。さらに、青年期・北斎を演じる柳楽さん、老年期を演じる田中さんに続き、蔦屋重三郎を演じる阿部寛、柳亭種彦を演じる永山瑛太、歌麿を演じる玉木宏、北斎の妻・コトを演じる瀧本美織、高井鴻山を演じる青木崇高らのキャラクタービジュアルが収められている。また、葛飾北斎の本作の題字によって表現されている壮大さや豪然たる勢いと存在感、これらすべてが相まって、作品の世界観やストーリーのスケール感が表現されたものとなっている。柳楽優弥「この時代においてとても必要なエンターテイメントの力に」「2021年という今だからこそ、この作品をご覧いただき、より一層、北斎の持つ力強さやパワーを感じて頂くことができるのではないか」と語る柳楽さん。「北斎の持つ力強さ、目標や夢に向かって自分を信じ突き進んでいく力は、今この時代においてとても必要なエンターテイメントの力になるのではないかと思います。今この時代を生きる人たちの背中を押してくれるような北斎の強い信念とエネルギーを感じて頂けたら」と大きな期待を込める。田中泯「北斎は本当に憧れの素晴らしい男」「撮影中の興奮は、いまだに僕の中に残っていてたくさんのことが思い出されます」と田中さん。「北斎は本当に憧れの素晴らしい男」と断言する。「現在、世界中で悶々とし、ムカムカとし、そして落ち込み、今私たちはとても苦しい時間のまさにその渦中にいるわけです。北斎は、そうゆうものに対して立ち向かったわけです。常識破りでもあったと思います」と思いを馳せながら、「(人は)数年経てば、こうだと思っていたものも自分の中で壊れ、あるいは自分でぶち壊し、常に生まれ変わるようにして生きている。北斎は、家を変え名前を変え生きていた。あるいは彼の眼に見えるものも変化していったかもしれない。でも、一人の人間としてこれが当たり前なんだと、僕は強く言いたいと思います」とコメント。「僕たちはほんとに見習わなきゃいけない」「ほんとに好きなことを探し、やらなきゃならないことを自分に課して生きていくようなことを、北斎みたいにやってみたい」と、改めて尊敬を込めて語っている。『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOKUSAI 2021年5月28日(金)より全国にて公開。©2020 HOKUSAI MOVIE
2021年03月19日新型コロナウイルスの感染拡大により、公開延期となっていた映画『HOKUSAI』の新公開日が5月28日(金)に決定し、W主演を務める柳楽優弥と田中泯からメッセージが到着。さらに、再始動した本作の新予告と新ポスターが公開された。代表作『冨嶽三十六景神奈川沖浪裏』が2020年2月に新たに刷新された新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト葛飾北斎の生涯を描いた本作。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌「この1000年で偉大な功績を残した100人」にも唯一の日本人として選ばれている北斎は表現者たちが自由を奪われていた時代に、ひたすら絵を描き続けていた。この映画では、抑圧に負けず自分の道を貫き、表現の自由を求めた北斎の姿を通して、今を生きる人々にメッセージを届ける。今回公開された映像は、今もなお、幅広く様々なジャンルで世界中に多くの影響を与え続けている天才絵師・葛飾北斎(田中泯)が若かりし頃を回想するところから始まる。人気浮世絵版元(プロデューサー)蔦屋重三郎(阿部寛)に向かって「北極星にちなんでつけたんだ」と、決して動かぬ星であることが自身の名前の由縁であると真っすぐな瞳を向けて語る人物こそが若き日の葛飾北斎(柳楽優弥)だ。腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に目をつけた重三郎。しかし、絵を描くことの本質を捉えられていない北斎をなかなか認めず、“絵を描く意味”を問いかける。勝ち負けにこだわる北斎は、歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまい、もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさを見つける。そして、北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。しかし、江戸時代後期は幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられており、蔦屋が営む耕書堂や、武士の家系であることを伏せて筆を取り北斎とタッグを組んでいた戯作者の柳亭種彦(永山瑛太)も弾圧の対象に。彼もまた自問自答し、「先生は絵のために全てを捨てられますか?」と北斎に問いかけるも、北斎の気概や諦めない姿を目の当たりにし、己の信念を最後まで貫き通すことを決心する。一方で、志を共にする表現者たちを失い続けてもなお創作意欲が衰えることのない老年期の北斎は、筆一本を手に黙々と描き続けた絵で、誰よりも雄弁に“表現の自由”を求め、時代に抗い続ける。厳しい弾圧の中、「こんな日まで絵を描くのか」と問われても、「こんな日だからだ」「今だから見えるものがある」と内に秘める熱い想いを言葉にする北斎の姿からは、若き日に重三郎に自身の名前の由来を語った青年の時と変わらぬ北極星のように、生涯決してブレることのない強い信念を持ち続けた人物であったことが伺える。また、何があっても絶対にあきらめず、自分を信じ、絵を描き続けた北斎の人生は、コロナ禍で多くの自由を奪われた人々に“今だからこそ”感じることができる多くの共感や勇気を与え、時を超えた北斎からのメッセージとも言えるだろう。また、合わせて公開された本ポスターでは「絵で世界は変わるのか?」という、北斎が生涯をかけて貫き通したその生き様から気付かされるような力強いキャッチコピーが特段目を引く。さらに、主役級の超豪華キャスト揃い踏みのビジュアルは必見。それぞれの時代を生きた北斎の人生が垣間見られるような青年期・北斎を演じる柳楽、老年期を演じる田中に続き、蔦屋重三郎を演じる阿部、柳亭種彦を演じる永山、歌麿を演じる玉木宏、北斎の妻・コトを演じる瀧本美織、高井鴻山を演じる青木崇高らのキャラクタービジュアルが収められている。また、本作にとって欠かすことのできない葛飾北斎の本作の題字によって表現されている壮大さや豪然たる勢いと存在感。これらすべてが相まって、作品の世界観やストーリーのスケール感が表現されたものとなっている。90年の生涯で3万点以上もの作品を描き続け“画狂人”とも言われるほどに、何があっても絶対に諦めることなく、命が尽きるその時まで自身の信念を貫き通し、絵を描き続けた北斎の知られざる人生、そして彼の人生に深く関わってきた登場人物たちが、それぞれの人生に置いてどのように北斎と接し、交わっていくのかを数少ない資料から徹底的に調べ上げた充実に基づくオリジナルストーリーも見どころの一つ。謎に満ちた北斎の人生の物語が170年の時を経て描かれる映画『HOKUSAI』に引き続き注目してほしい。■映画『HOKUSAI』予告映像(90秒)■映画『HOKUSAI』予告映像(30秒)●柳楽優弥(青年期・北斎役)<コロナの影響により、約1年後の今年5月28日公開に決定した本作。公開間近される本作への今のお気持ちをお聞かせください。>2020年に(僕自身の作品も)延期が続いたので、少し悔しい思いもあったのですが、2021年という今だからこそ、この作品をご覧いただき、より一層、北斎の持つ力強さやパワーを感じて頂くことができるのではないかと思います。ぜひ多くの方にご覧頂きたいです。<本作の持つメッセージは、この時代だからこそ響くものだと思うのですが、「いまだからこそ伝えたい」ことは?>世の中の色々なことが様変わりしている中、僕自身もまた新たに一つずつ積み重ねて、ニューノーマルを作り出して行かなければと感じています。北斎の持つ力強さ、目標や夢に向かって自分を信じ突き進んでいく力は、今この時代においてとても必要なエンターテイメントの力になるのではないかと思います。今この時代を生きる人たちの背中を押してくれるような北斎の強い信念とエネルギーを感じて頂けたらと思います。<映画をご覧になる方へのメッセージ>“目標や夢に向かって突き進んでいっていい”ということを、北斎は物凄いエネルギーを持って突き進んで証明していたのだと思うし、その生き様から勇気をもらえると思います。映画『HOKUSAI』は、皆さんの背中を押せるような作品になっていると思いますので、ぜひ劇場でご覧頂きたいです。●田中泯(老年期・北斎役)<コロナの影響により、約1年後の今年5月28日公開に決定した本作。公開間近される本作への今のお気持ちをお聞かせください。>撮影中の興奮は、いまだに僕の中に残っていてたくさんのことが思い出されます。いよいよ今年5月に公開ということになりました。たくさんの人たちが見てくださる、そしてその感想をみんなが話しあい、だべり、つまみにされるかもしれませんが、そんなことで人々の言葉の中に北斎がまた生き返ってくるというか、生まれてくるといったらいいのか、そんなことが起きると思います。北斎は本当に憧れの素晴らしい男です。そして演じているのが僕ということが本当に不思議な話で、こんなことが現実に起こるんだなっていまだに驚いています。でも、実際に皆さんがご覧になる北斎はかなりスゴイです。楽しみにしていてください。<本作の持つメッセージは、この時代だからこそ響くものだと思うのですが、「いまだからこそ伝えたい」ことは?>映画の中でも北斎は、自分が生きている時代を「こんな時代」「いやな時代」だと言っています。現在、世界中で悶々とし、ムカムカとし、そして落ち込み、今私たちはとても苦しい時間のまさにその渦中にいるわけです。北斎は、そうゆうものに対して立ち向かったわけです。常識破りでもあったと思います。一人の人間が90歳になろうとしているのにもっともっと生きたい、まだまだやることがある、死にたくないとはっきり思う。これは今でも僕たちはほんとに見習わなきゃいけないと思います。生き生きと死んでいくというか、死ぬまで生き生きとしてそして死んでいく。でもどんなに計画的に生きていても、なかなか思い通りにはならない。数年経てば、こうだと思っていたものも自分の中で壊れ、あるいは自分でぶち壊し、常に生まれ変わるようにして生きている。北斎は、家を変え名前を変え生きていた。あるいは彼の眼に見えるものも変化していったかもしれない。でも、一人の人間としてこれが当たり前なんだと、僕は強く言いたいと思います。たしかに北斎は天才だと思いますが、天才だから出来たのではなく、自分が最も生き生きと感じるその生を生きるべきだということです。これは架空のことでもなく見果てぬ夢でもない。僕たちは自分を卑下することなく、夢を追いかけ続けることだけで、もっと生き生きとしていられるはずです。自分も、そんなにもういつまでも生きられるわけじゃない。でもやっぱりダラダラと生きたくはないと思っています。ほんとに好きなことを探し、やらなきゃならないことを自分に課して生きていくようなことを、北斎みたいにやってみたいと思っています。<映画をご覧になる方へのメッセージ>とにかくがんばって生きましょう!想定外なんて言葉はもういらないです。想定外なんてもうこれから延々と続くと思うんです。僕は、人類全体が大冒険をしなきゃならない時代にさしかかっていると思います。一人の人間の生きる生き方みたいなものがもっともっとたくさんになって、それで世の中が動いていったらスゴイだろうなって思います。本当は、人間分だけ生きるパターンがなくちゃいけないはずなんです。そしてお互いを尊敬したり、しっかりと保護したり、あるいは激励しあって、生きていけるようになったらすごくいいんじゃないかなって思います。映画を見ていただければ、皆さんにも絶対わかっていただけると思うんですが、北斎は「ちがう!人間はそんなもんじゃない!」っていうようなことが、毎日のように自分の中でうごめいていたんだろうと思います。その北斎が、歳を取っても変わらず生き続けられた。これはもうどう考えたって憧れるしかないじゃないですか。でも単に憧れるだけじゃなく、自分の中に一体何がムカムカするものとしてあるのかっていうのは、皆さんと一緒に考えてみたいし、あるいはこの映画からみなさんが一体何を受け止めるのかっていうのはものすごく大事なことのような気がしています。なんせ北斎ですからね。スゴイです。映画『HOKUSAI』5月28日(金)より公開
2021年03月19日吉永小百合主演で、終末期医療専門病院の現役医師・南杏子による原作を映画化した『いのちの停車場』が5月21日(金)公開。この度、本作の診療所「まほろば」メンバーが顔を揃えたメインカットなど場面写真が一挙に解禁された。今回解禁となるのは、咲和子(吉永さん)、医大卒業生の野呂(松坂桃李)、看護師の麻世(広瀬すず)、院長の仙川(西田敏行)の「まほろば」メンバーが診療所の前に立つメインビジュアル。まるで家族写真のようなあたたかさのあるこのカットは、まさに本作の主題ともなる“家族の愛”を象徴するような1枚。また、「まほろば」メンバーが集い、日々の出来事について語り合う憩いの場「BAR STATION」で食卓を囲む和やかなシーン。ゴミの散乱する並木徳三郎(泉谷しげる)宅へ麻世と共に初めての診療に訪れた咲和子が、長年勤めた救命救急医の現場では考えられなかった患者の“要求”に面食らい、在宅医としての難しさに直面する場面カットも…。さらに、おもちゃのスティックを手に神妙な面持ちの野呂に姉の子・翼を連れた麻世が話しかけるシーンや、野呂からのプレゼントである“魔法のスティック”を大事そうに抱えてベッドで横になる少女・若林萌(佐々木みゆ)が野呂と麻世にある相談を持ちかけるシーンも公開。難病を患いながらも一途に生きようとする萌に、野呂と麻世も懸命に向き合いながら悩みもがいていく。劇中ではそんな2人の姿も繊細なタッチで描かれ、揺れ動く2人の関係性にも注目。そして病に苦しむ父・白石達郎(田中泯)からのある重大な相談について、雪の降る中ひとり思い悩む咲和子に麻世が正面から向き合う場面は、本作のテーマでもある“家族”“いのち”について深く考えさせられる重要なシーンとなっている。『いのちの停車場』は5月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:いのちの停車場 2021年5月21日より全国にて公開©2021「いのちの停車場」製作委員会
2021年03月17日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが頭痛を訴え病院に搬送後、くも膜下出血、脳梗塞と分かりました。田中さんは、早めに異変に気付き処置をできたために、大事には至りませんでしたが、1週間の入院と1か月の休養をするそうです。所属事務所『タイタン』の代表取締役社長で、相方の太田光さんの妻である太田光代さんは同月21日にTwitterを更新。田中さんの病状について報告しています。お騒がせしております。色々と、ありがとうございます。先程、田中と電話で話せました。痛み止めの点滴に血圧を下げる投薬を受けておりますが、滑舌も良く、いつもの田中です。奥さんの手料理が恋しいことを遠回しに言いました。心配性の田中の本質が垣間見れ、これは回復していると安堵しました— 太田光代 (@ota324) January 21, 2021 田中さんは順調に回復をしているようで、滑舌もよく、妻の手料理を食べたがっていたとのこと。元気そうな様子に、ネット上でも安堵の声が相次ぎました。・ニュースを見た時は驚きしかなかったです。元気とのこと、ひとまずは安心しました。・無事でよかった。田中さんが戻って来るのを楽しみにしています。・こういう近い人からの報告を聞くと安心しますね。1日も早い回復をお祈りしています。2020年8月には新型コロナウイルス感染症に感染した田中さん。病気が続くと、心身ともにストレスや不安が積み重なってしまうこともあるでしょう。焦らずに、ゆっくり静養をしてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月22日菅田将暉が主演を務める映画『アルキメデスの大戦』が8日より、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」で国内最速となる見放題配信をスタートした。同作は『ドラゴン桜』『インベスターZ』などヒット作を飛ばす三田紀房による同名漫画を実写化。1930年代の日本、大日本帝国海軍の司令部による世界最大級の戦艦“大和”の建造を阻止するため、海軍少将・山本五十六(舘ひろし)は、帝国大学100年に1人の逸材=アルキメデスの再来と呼ばれる天才数学者・櫂直(菅田)を引き入れ、軍部の陰謀を暴こうとする。『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』『海賊とよばれた男』『DESTINY 鎌倉ものがたり』など、大ヒット映画を次々に生み出す山崎貴監督が、『永遠の0』以来再び第二次世界大戦を描いた。キャストには、柄本佑、浜辺美波、笑福亭鶴瓶、田中泯ら豪華メンバーが結集し、2019年7月に公開されると興行収入20億円に迫る大ヒットに。TELASAでは今回の配信に合わせて、反町隆史主演の『男たちの大和/YAMATO』をはじめとする「戦艦大和特集」、映画『キセキ -あの日のソビト-』『溺れるナイフ』、ドラマ『民王』、『仮面ライダーW』などを配信する「菅田将暉出演作品特集」を編成。また、国内興行収入83.8億円、全世界興収100億円を突破する大ヒットとなった、山崎監督の代表作『STAND BY ME ドラえもん』も見放題配信中。(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会 (C)三田紀房/講談社
2021年01月08日米津玄師と映画監督の是枝裕和氏の対談フル映像がYouTubeでプレミア公開された。先日、米津の最新アルバム『STRAY SHEEP』収録曲「カナリヤ」のMusic Videoを是枝裕和氏が監督したことが発表されると大きな話題に。MV公開後、SNSでは「一本の映画を見たような満足感」「涙が止まらない」などの声が寄せられた。対談は古民家をモチーフにしたスタジオで、穏やかなリラックスした雰囲気でスタート。「カナリヤ」MVが誕生したきっかけや、是枝監督がMVに込めた想い、二人の共通点、コロナ禍で日常生活が激変した2020年が終わろうとしている今を両名の言葉で振り返る、約20分にわたる映像となっている。同曲は、外出のできない時期に米津玄師が、ウイルスによっていろんなものが隔てられている、当たり前にあったものが機能しなくなっていくさまを音楽にしなければならないと考え制作されたという。そこに是枝監督作品『誰も知らない』と親和性を感じ、オファーをした事で両名のタッグが実現した。MVには、是枝作品にも馴染みが深い蒔田彩珠(『海よりもまだ深く』『三度目の殺人』『万引き家族』)や、舞踏家・俳優としても活躍する田中泯などのキャストが出演している。米津玄師×是枝監督 対談米津玄師「カナリヤ」MV【監督】是枝裕和(『万引き家族』『誰も知らない』ほか)【キャスト】蒔田彩珠淵上泰史朝見心本村海倉野章子田中泯関連リンク米津玄師 オフィシャルHP米津玄師 公式twitterリリース情報米津玄師 5th ALBUM『STRAY SHEEP』2020年8月5日(水) 発売『STRAY SHEEP』ジャケット<商品形態>おまもり盤(初回限定):CD+ボックス+キーホルダー / 税抜4,500円アートブック盤(初回限定):CD+Blu-ray+アートブック / 税抜6,800円アートブック盤(初回限定):CD+DVD+アートブック / 税抜6,800円通常盤:CD only / 税抜3,000円<収録内容>【CD】(全形態共通)01. カムパネルラ02. Flamingo(ソニーワイヤレスヘッドホンCM)03. 感電(TBS系金曜ドラマ「MIU404」主題歌)04. PLACEBO + 野田洋次郎(野田洋次郎とのコラボ楽曲)05. パプリカ(Foorin「パプリカ」のセルフカバー)06. 馬と鹿(TBS系日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」主題歌)07. 優しい人08. Lemon(TBS系金曜ドラマ「アンナチュラル」主題歌)09. まちがいさがし(菅田将暉「まちがいさがし」のセルフカバー)10. ひまわり11. 迷える羊(大塚製薬「カロリーメイト」CMソング)12. Décolleté13. TEENAGE RIOT(ギャツビーCM)14. 海の幽霊(映画「海獣の子供」主題歌)15. カナリヤ【Blu-ray・DVD】(アートブック盤(初回限定)のみに収録)LIVE VIDEO:米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃2019.3.11 幕張メッセ展示ホール01. Flamingo02. LOSER03. 砂の惑星04. 飛燕05. かいじゅうのマーチ06. アイネクライネ07. 春雷08. Moonlight09. fogbound10. amen11. Paper Flower12. Undercover13. 爱丽丝14. ピースサイン15. TEENAGE RIOT16. Nighthawks17. orion18. LemonEN1. ごめんねEN2. クランベリーとパンケーキEN3. 灰色と青MUSIC VIDEO:01. Lemon02. Flamingo03. TEENAGE RIOT04. 海の幽霊05. パプリカ06. 馬と鹿
2020年11月28日12月4日(金)より、東京芸術劇場プレイハウスにて芸劇danceの新作公演『村のドン・キホーテ』が上演される。芸劇danceとは東京芸術劇場が手がけるダンスプロジェクト。今回は“ハイパーダンス”の創始者であるダンサーの田中泯を迎え、満を持して『ドン・キホーテ』に挑む。2006年以降の劇場公演からの離脱に終止符を打ち、2018年11月東京芸術劇場の舞台へ「形の冒険」として戻ってきた田中。2020年1月には『形の冒険Ⅱ - ムカムカ版』を上演。オーディションで集まった若者たちと協働するという舞台づくりにも果敢に挑戦した。しかし、新型コロナウイルスの影響により、踊るべき場を失った田中は住まいである山梨で自らと向き合う時間を過ごしていたという。一度は関係者や観客のために公演を行うことにためらいを持ちながらも、再び舞台に立つことを決意。長きにわたり知と身体を巡り、さまざまな表現、文化、アートの場面で交流を続けてきた盟友・松岡正剛が田中に口絵撮影を持ちかけた自著新刊『千夜千冊エディション 物語の函』を基に、『ドン・キホーテ』として登場させることが決定した。2015年にパルコ劇場にて上演された『影向 yowgow』以来、約5年ぶりとなるふたりのコラボレーションはどんな“見果てぬ夢”を描くのか。『村のドン・キホーテ』は12月4日(金)から6日(日)まで全3公演。チケットは現在発売中。芸劇dance 田中泯『村のドン・キホーテ』日程:2020年12月4日(金)19:002020年12月5日(土)15:002020年12月6日(日)15:00会場:東京芸術劇場 プレイハウス出演:田中泯 石原淋 / 続木淳平 手打隆盛 高橋眞大 野中浩一 藤田龍平 山本亮介チェロ演奏:四家卯大 / 佐々木恵 友田唱 平間至
2020年11月26日