血糖コントロールが改善する?!知っておきたい歯周病と糖尿病の関係
口と歯の状態をセルフチェックしてみよう!
下記の症状に当てはまる方は、口や歯の状態が悪くなっている可能性が考えられます。(※3)当てはまっていないか、チェックしてみましょう。
・歯ブラシのときに出血する
・起床後に歯茎に違和感がある
・体調が悪いときなど、歯肉が腫れることがある
・歯肉が下がって、歯が長く見えるようになった
・歯肉が黒ずんでいる
・口臭を感じる、または指摘された
これらに1つでも当てはまった方は、早めに歯科医院を受診しましょう。もしこれらに当てはまらなくても、糖尿病治療中の方は定期的な歯科健診を受け、早期発見できる環境を作っておくことも大切です。かかりつけの歯科医院を作り、年に1~2回のチェックやクリーニングを行いましょう。
口や歯の状態が良くないと、食べ物をうまく噛めないために硬い野菜を避けてしまい、血糖コントロールに大切な食物繊維の摂取量が減ってしまうことも考えられます。糖尿病と歯周病が悪循環になってしまわないためにも、定期的な口の健康状態のチェックを欠かさないようにしましょう。
【参考・参照】
(※1)Robert G Nelson, MD, MPH, Marc Shlossman, DDS, MS, Lynn M Budding, DDS, MS, David J Pettitt, MD, Mohammed F Saad, MD, MRCP, Robert J Genco, DDS, PhD and William C Knowler, MD, DrPH,“Periodontal Disease and NIDDM in Pima Indians”,Diabetes Care 1990 Aug; 13(8)