毎月22日は禁煙の日!改めて知りたいタバコのリスクと禁煙のポイント
喫煙による影響
タバコの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素などの有害物質や、70種類以上の発がん性物質が含まれています。喫煙者本人だけでなく、タバコの煙により周りの人へも影響を与えます。
具体的にどのような影響があるか、見てみましょう。
がん
タバコがリスクとなるがんは、肺がんだけではありません。タバコが明らかに関わるがんとして、肺、口腔・咽頭、喉頭、鼻腔・副鼻腔、食道、胃、肝臓、膵臓、膀胱、子宮のがんが知られています。
肺や口、喉はタバコの煙の通り口となるため、そのほかは唾液や血液を介して発がん性物質が運ばれてしまうため、がんのリスクとなるといわれています。
呼吸器や循環器などの病気
慢性閉塞性肺疾患(COPD)はタバコの煙を長期的に吸い込むことが原因となり、せきや痰、息切れなどを起こす病気です。一度失われた肺の機能は戻らないとされており、早期発見や進行を遅らせる治療が大切です。
またタバコの有害物質には動脈硬化を促したり、血管を狭めたりする作用があり、心疾患、脳卒中、腹部大動脈瘤などを引き起こす原因となります。ほかにも、2型糖尿病や歯周病の原因となることも知られており、タバコが原因となる病気はさまざまです。