「あなたのためを思って」娘をコントロールしたい母親。娘は髪を切られ涙…<親に整形させられた私>
そんな母の思惑に逆らうことができないまま、小学生のエリカさんはバスケを習い、伸ばしていた髪を切られ、好みでもないボーイッシュな服を着せられていました。
そして中学生になり、母の要望通りバスケ部へ入部します。しかし、中学からバスケを始めた子がレギュラーになったと知った母は、「もっと頑張りなさいよ」「情けない」「恥ずかしい」などと責め立てます。
悔しい思いをしていたのはエリカさんも同じですが、それ以上に母をがっかりさせてしまったことがつらかったのだそう。
エリカさんは子どもなりに、好きでもなかったバスケに一生懸命取り組んだはずです。レギュラーを取れなくても、まずは頑張ったことを認めるのが親のあるべき姿ではないでしょうか。
そもそも子どものためと言いながら、母が「恥ずかしい」と思うのは矛盾していますよね。本人の気持ちを無視してまで、上位グループに入れることがそんなに大切なことなのでしょうか? エリカさんの悔しさや、母に対する気持ちをを思うと胸が痛みますね。
著者:マンガ家・イラストレーター グラハム子
30代。