2024年4月17日 16:00
「残業よろしくぅ〜」私を目の敵にする女の先輩⇒イケメン新人を狙うも、その人の正体は…
この新人くんは口数が少なく、黙々と仕事をするタイプ。整った外見かつ有能なため、無口ながらもすぐに職場の人気者になりました。私を目の敵にするイジワル先輩は彼を恋人にしようと狙っているようで、しょっちゅうお昼に誘うように。私は相変わらず食堂の隅で本を読んでいましたが、彼女が構ってこなくなってほっとしていました。
しかし数週間後……。イジワル先輩が、新人くん相手にまたも私の悪口を言っているのが聞こえてきたのです。「見て、あの子暗いでしょ。あの人のせいで職場の空気も悪くなるわ!」と。
すると新人くんは、「俺、あっちで食べます」と言って席を立ち、なんと私の隣の席に座ったのです!
「ここ、いいっすか?」
「あ……。は、はい……」
彼はそれ以降何も言わず、私の隣で黙々とランチを食べ始めました。「もしかして、気づかい?」と感動した私。そういえば小学生のころ、図書館でいつもひとりだった私の隣に来て、黙って本を読んでいた男の子がいたっけ……。
「何あれ? 思いあがってんじゃねぇよ、地味女のくせに!」