2024年4月24日 07:30
「うぐっ…」満員電車で嘔吐してしまった高校生。冷ややかな視線が注がれる中、助けてくれたのは…
と思ったのでしょう。その場にいた全員が可能な限り私からスッと離れていき、私の周りには半径数10cmほどの空間ができました。
すぐにトイレに駆け込みたいところですが、次の駅に着くまではまだ時間があります。どうしようとオロオロしていると、そばに立っていた若い女性が「よかったらこれを使ってください」と、私にタオルを差し出してくれました。
上品で素敵な柄のタオルだったので申し訳ないと思いましたが、ありがたく受け取ることに。女性のおかげで、汚れた服やかばんを拭くことができました。
人のやさしさに感謝した日
ようやく次の駅に到着し、女性に何度もお礼を伝えてから電車を降りました。
トイレでブラウスやかばんをきれいにしたいところですが、電車を降りたらまたしても気分が悪くなってきたので、しばらくベンチで休むことに。
しかし、周囲を見渡しても座れるような場所がありません。
たまたまそばにいた駅員さんに事情を伝えると、快く駅長室に連れていってくれ、体調が良くなるまで仮眠ベッドで休ませてくれました。
満員電車の中で吐いてしまい、たくさんの人に迷惑をかけてしまった私。