2024年4月28日 11:00
「雨だねぇ」天気の話は愛の証?毒親育ちの妻が義実家で過ごして気づいたこと
とか「くだらないことで話しかけるな」と言われていたからです。聞こえないふりをして無視されることもあったと思います。
両親にそうされることで、いつしか私は「天気の話はしてはいけない」という、強迫観念にも近い考えをもつようになりました。両親の意見を受け入れることだけが、当時の私に与えられた正解だったように思います。
天気の話に愛が含まれていることも?
今の家族は、よく天気の話をします。同居当初は「傘を持っていくんだよ」や「汗かいたでしょ。シャワーが気持ちいいだろうね」などと義両親から言われるたびに、これまでの思考のクセで、反射的にそっけない態度を取っていました。
ところがあるとき、義両親がする天気の話には、私への気づかいが含まれていることに気づいたのです。
意味のない話ではなく、私の心身の健康を思ってくれているのだと。なんてことのない天気の話は、相手を気づかうすてきな話なのだとわかり、今では天気の話が大好きになりました。
夫と、夫の家族と出会えたことで、日々まっすぐで温かい愛情を感じられています。おかげさまで、本当は小さいころから自分は、なんてことのない天気の話をするのが好きだったと思い出せました。