くらし情報『ホームレスの価値を伝えたくて、ホームレスになった男』

2016年7月13日 07:27

ホームレスの価値を伝えたくて、ホームレスになった男

目次

・公式ホームページのないカフェ「エノアール」
・ホームレスは新しい文化の担い手
・家のない者は“憂さ晴らし”の的
・広がるホームレスの輪
(Photo by Ignat Gorazd)

(Photo by Ignat Gorazd)

東京都心部の緑豊かな公園。 
平日はサラリーマンの憩いの場、休日はカップルやファミリーで賑わうスポットに、不思議なカフェがある。 
緑の地を進むと、現れたのはブルーシートで作られたテントと簡易的な椅子。 
机の上にはたくさんの食べ物やお茶が並べられている。まるで宴会のようだ。 
お客さんはスーツのお父さんや外国人、身なりのきちんとした女性、お年寄りなど。 
そして、経営者は公園在住の2人のホームレスだ。

公式ホームページのないカフェ「エノアール」

(Photo by 新宿区ダンボール絵画研究会)

(Photo by 新宿区ダンボール絵画研究会)

東京都内の各公園には、ホームレスの人々が暮らしている一画、通称「テント村」がある。 
2003年、自ら率先してこのテント村の住人になった2人のアーティストがいた。 
小川てつオといちむらみさこである。 
彼らは社会から隔絶され排除されるホームレスの新しい可能性を見出すため「エノアール」という物々交換カフェを始めた。 
店舗はない。

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