2016年7月13日 07:27
ホームレスの価値を伝えたくて、ホームレスになった男
、また様々な人がいる、と思っていて、そういうところから(差別されているということも付け加えることもできます)、文化が生まれてくるはずだ、と思って、そして暮らすことにしたのです。
だから、ぼくの立場からいうと、ホームレスをなくせばいい、という風には思わず、むしろ若い人は家賃を払うために賃労働をせずにホームレスになったらどうか、と提言したいほどです。
(もちろん、そんな簡単に言えることではないのですが)。”出展:小川てつオのブログ「ホームレス文化」
彼は、ホームレスは保護されるべき弱い対象でも、蔑まれて排除されるべき対象でもなく、新しい文化を作り出す者だと主張する。
実際、彼のテントの周りでは、様々な性別、国籍、経歴の人同士が集い、金銭の概念を排除した世界だからこそ芽生える心の繋がりがあるようだ。
家のない者は“憂さ晴らし”の的
(Photo by PRODarcy Moore)
現在、日本にはおよそ8000人のホームレスが存在していることが厚生労働省の調査で明らかになった。
「家のない者は卑しい」「ホームレスは危険」