2016年7月13日 07:27
ホームレスの価値を伝えたくて、ホームレスになった男
という価値観は、国内外問わず、古来から存在する。
夜間に公園や河川敷で寝ているホームレスを狙った凶悪な犯罪はなくならない。
今年の5月には大阪府で、ホームレスの布団に火をつける事件が相次ぎ、30代の男が逮捕された。
ホームレスをターゲットにして暴力を振るう者の多くは、その動機を「憂さ晴らし」もしくは「目障りだったから」と語る。
家のない者、所得のない者、仕事のない者は、時に人権まで持っていないかのように扱われる。
暴力を振るわなくても、路上にホームレスが寝ていれば見て見ぬふりをする人が大半だ。
まるで社会において彼らは「いない」もののようだ。
そんなホームレスたちを可視化し、彼ら独自の生き様に可能性を見出したのが小川氏だった。
広がるホームレスの輪
(Photo by Bさん)
エノアールではこれまでに、様々な催しが行われてきたようだ。
小川氏たちの取り組みを映像に残したドキュメンタリー作品が上映されたり、なんと滋賀県にて出張エノアールが開催されたという情報も入手した。