くらし情報『「学費」が払えなければ、「脱ぐ」しかないのか』

「学費」が払えなければ、「脱ぐ」しかないのか

 
2人に1人の学生が、奨学金制度を利用している。 
しかし、残念なことは、そのうちの11パーセントが返納を滞納しているということである。 
その総計は約925億円にも上るという。 
滞納してしまう人の理由の多くは「本人の所得の低下」だそうだ。 
奨学金制度といえど、これは借金と同じもの。 
停滞が進むとブラックリスト入りしてクレジットカードの作成やローンを組むことができなくなってしまう。

日本の学費は、欧州諸国の「54倍」

(Photo by Gettysburg College)

(Photo by Gettysburg College)

しかし、この奨学金制度があること自体が問題なのかもしれない。 
なぜなら、日本は先進国の中でも大学の学費が最も高い国であると言われている。

そもそも、「学費を支払う」ということ自体が問題なのだ。 
日本では、国立大学の授業料でも平均で年間約54万円。 
私立の場合だと文系約75万円、理系私立大学に進学すると103万円もかかってしまう。 
これに入学金や通学費、教科書代などを入れたらもっと高額だ。

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