たまたま自身もポケモンカードを集めていたという巡査。
そのカードの中にはかなりレアなものもあったそうで、これは巡査にとっても大切なものでもあった。
しかし彼は、それらをなんの躊躇もなくブライス君に手渡した。
グローテンラート巡査は「市民が笑顔になるほうが嬉しい」と語っている。
「フリースタイル」で働く楽しさ
(Photo by Flickr)
彼らの行動は大変称賛されるべきことであるが、これが警察官としての違反行為ではないのかと問われたら返答に困る。
しかし、これらの行動は大変思いやりとユーモアがある。
となると、ときに人の心を動かすユーモアをつくるのは、ちょっとしたルール違反なのかもしれない。
日本人はマニュアルの上で仕事をするのが得意だ。
コンビニエンスストアやレストランで働く際は商品の並べ方やお皿の正しい持ち方までたくさんのルールを教えられ、企業で働く際もクレーム処理のマニュアルまで存在する。
それは誰が対応しても同じというクライアントにとっての公平さを生み出しているのかもしれないが、それは同時に、マニュアルさえ叩き込めば「誰でもできる」