なぜ、「コスタリカ」は「アメリカ」の圧力を「拒否」できたのか
結局は何もせず自然に任せることが一番いいという結論に至ったそうだ。
「非武装」で立ち向かう「コスタリカ」
(Photo by Flickr)
「何もしない」選択をしているのは、人間や自然だけに限らない。
日本からはあまりなじみのない国かもしれないが、コスタリカは国を守るためにあえて「何もしない」ことを選んだ国家である。
コスタリカは「非武装こそ最大の防衛力だ」という確信を持ち、警察官でさえも銃を持たないという徹底した平和武装をしている国。
もちろん軍は持たず、日本の自衛隊のようなものもない。
だからといって各国の圧力がないかといえばそうではない。
地政学的に言って、アメリカの強力な政治的、経済的、軍事的影響から逃れられるような甘い場所ではないのだ。
実際に、過去に何度もアメリカはコスタリカに圧力をかけて来た。
アメリカからの経済支援がなければ国を立て直しできない時もあったが、その時も一貫して「NO」を貫いた。
支援をされて仮を作ろうともしなかったし、決して軍を持って対抗しようともしなかった。