原住民の人が不快に思ったのも簡単に理解できるだろう。
(Photo by AnOther)
記事の冒頭に出した例を振り返ってみると、イギリスで日本人の見た目の人に「どこから来たの?」と聞くのも、北米の音楽フェスティバルで、「羽飾り」を着けるのも、当人たちに悪気があるとは思えない。
しかし、マイノリティが迫害されてきた歴史を見れば、「無知」や「関心のなさ」は暴力の一貫であり、マイノリティの人々に苦痛を与えてきたという事実は否めない。
また、難しいのは、何が“Politically Incorrect”なのかと考える時、正解は一つではないということだ。
関わっている人々の背景や、力関係によって答えはいくつも存在する。
時代の流れで社会の価値観も常に変わっていく。
もちろん個人レベルでも、何を不愉快とするかが変わってくる。
私たちは常に何が“Politically Incorrect”なのか考え続ける必要があるし、お互いコミュニケーションをとることで答えを出すことがとても大事だ。
だから今回、Be inspired!でPOLITICALLY INCORRECT DICTIONARY(これからは言っちゃいけない?コトバ辞典)