「おにぎり君」と呼ばれた男、8年半の自転車地球一周の旅を語る
と即答してくれた彼。
この旅が終わることについて、どう受け止めているのかを聞いてみた。
「8年半も旅をしたので満足感はある。
しかし寂しさもある。
道はどこまでも続いているので、自分で終わらせないと終われないのだ。
しかし今は日本に帰るのが楽しみなんだ。
日本に帰って、夢を追いかける大切さや、夢の持つ力を人に伝えたい。」
そう語る小口氏の夢は三つある。
一つは「世界一周」。
もう一つは「旅で出会った人たちを呼ぶゲストハウスを作る」こと。
そして最後の夢はでっかく「月を自転車で走る」こと!
「夢は言葉にして発することで、言霊となりパワーを持つ。
その言葉に面白がって集まってくる人がいて、知恵をくれる。
そんな人たちがすでに僕の財産なので、夢を話し始めて、もし叶えられなかったとしても、目標設定して話したことで半分くらいは成功していると思っている。」と笑う彼だが、世界一周自転車の旅の偉業を成し遂げた男だ。
月を自転車で走るなんて無理だと誰が言えよう。