くらし情報『「優先席=気まずいゾーン」。約60%の現代人が「電車で席を譲らない」と答えた理由』

「優先席=気まずいゾーン」。約60%の現代人が「電車で席を譲らない」と答えた理由

想像して欲しい。電車で席を見つけて座っていると、次の駅でお年寄りが乗ってきた。年齢は60歳前後だ。みるからに元気そうだが、髪の毛は白髪交じりである。さて、あなたは「席」を譲るべきか。それとも…。

目次

・車内を驚かせた「おじいさんの行動」
・60パーセントの人が感じた「嫌な思い」
・お年寄りのための「優先席」がない海外
・「優先席」のない「優しい」社会を


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(Photo by Mitchell Ng Liang an)

車内を驚かせた「おじいさんの行動」

ブラジル、リオの電車内で人々を騒然とさせた、とある出来事が話題となっている。それは、たまたまその電車に乗り合わせた一人の男性のツイートが発端だ。
ある日、この男性は、いつものように電車に乗っていた。すると、とある駅で60歳前後のおじいさんが電車に乗り込み、自分の目の前に立ったという。この状況、どうみても席を譲るべきである。そう考えた彼は、そのおじいさんに「どうぞ」と声を掛けて席を立った。するとどうだろう?おじいさんは、空いた席に座ると見せかけ……座席の手すり棒を使って床と平行になるよう自分の体を持ちあげたのだ。まるでオリンピック選手かのような滑らかな動き。これには席を譲った彼だけではなく車内にいる全員が大盛り上がりであった。彼はこの出来事をいち早くツイート。
そしてそのツイートにはたくさんの称賛や「面白い!」

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