知らずに「魚」と「プラスチック」を食べ続ける愚かな人間たち。
(参照元:海ごみシンポジウム)
(Photo by rgerber)
さて、それらが口から人体に入った場合はどうなるのかというと、まだ研究の途上。だが、プラスチックを食べた動物に悪影響が及ぶことはわかっている。海鳥の場合、栄養失調に陥ったり脂肪に有害物質が濃縮されていたりいるのだ。(参照元:海ごみシンポジウム)このような事実から人体に深刻な影響を与えるリスクがあるという認識が広がっており、マイクロビーズを製品に使用することはアメリカやイギリス、ニュージーランドなどでは法律で禁じられている。
しかしながら、日本では2016年の時点で何の規制もされていない。(参照元:REUTERS)そのため国内で手に入る化粧品(洗顔料や歯磨き粉を含む)の約1割にはマイクロビーズが配合されており、パッケージの原材料の欄には「ポリエチレン」や「ポリエチレン末」、「ポリプロピレン」の表示があるのだ。(参照元:海ごみシンポジウム, livedoor NEWS)
“便利”なプラスチックがもたらしたこと
安価で加工のしやすいプラスチック。それは便利な素材であることは間違いない。
だが、分解されず自然界に残ってしまうことが問題だ。