11杯目:スタバが次々と世界で「不買」される理由 #AdiosStarbucks #BoycottStarbucks|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会
(Photo by Jonathan Arehart)
さて、この入国拒否の大統領令が出た際、アメリカの企業が難民をサポートする行動に出ました。スタバもその1つで、「スタバがビジネスを展開する75カ国で1万人の難民を雇う」という方針を発表しています。それに対するボイコットが#BoycottStarbucksです。
この背景には、アメリカ国内での失業者の問題と「国内に入ってきた難民や移民に仕事を取られること」に反対しているトランプ支持層が多いことがあります。それからスタバ=リベラルの象徴であると考えている保守層がいることも関係があるでしょう。(参照元:Newsweek)
ですが、難民を雇用しようとしているのはアメリカ国内だけではないため、実施できたとしてどの程度アメリカ国民に影響が出るのかはわかりません。実はスタバは2013年からの5年間に1万人の退役軍人を雇用することを目標としていて、既に8000人以上の退役軍人がスタバで働いているようです。そして難民や移民の入国停止が解除された今は、まず退役軍人の雇用人数の目標達成に力を入れるとみられます。
(参照元:Reuters)