11杯目:スタバが次々と世界で「不買」される理由 #AdiosStarbucks #BoycottStarbucks|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会
#AdiosStarbucks(スペイン語で「さよならスタバ」)
先ほどの件とは関係なく、スタバはメキシコで#AdiosStarbucksというハッシュタグを使ったボイコットが起きています。これはトランプ大統領が公約に掲げた「メキシコとの国境に壁を建設」に対するもので、スターバックスやマクドナルド、アップルなどのアメリカンブランドをボイコットする動きの1つです。
「壁」の建設費用をメキシコに負担させようとしていることに対する反感も大きく関係しているかもしれません。ですが、メキシコに輸入されるものの40%程度がアメリカを通ってメキシコに入ってくることを考えると、アメリカと関係を悪化させるとメキシコは経済的に不利益を被りそうですね。(参照元:CNN Money)
(Photo by Chris Brennan)
「文化を壊す」「フェアトレード×」「遺伝子組み換え○」世界で嫌われるスタバ
このようなスタバに対するボイコットですが、今回が初めてではありません。それは文化的や社会的な理由によります。「McDonaldization(マクドナライゼーション)」や「Starbuckization(スターバッキゼーション)」という言葉が生み出されたように、アメリカの大手チェーンの飲食店が自国の飲食業界を席巻して自文化を壊されることを嫌がる国は多く、独自のコーヒー文化を持つオーストラリアではボイコットにより経営の規模を拡大することが難しくなりました。