#009「在庫は一切用意しません」。渋谷ヒカリエに期間限定で誕生する『売るモノがないお店』とは。| ALL YOURS木村のLIFE-SPECの作り方
「素材」じゃなくて「製品」で切り取るエコ
僕らが考えているのは、洋服のサイクルそのものを変えていく事だ。つまり、作り手が製品そのものをサスティナブルなモノにするという事。
①必要な分だけ作る。②トレンドレスでずっと着られる。③機能が失われたら復活できる。④お気に入りをアップデートできる。⑤破れたり壊れたら直せる。
つまり、捨てなくて済んで、ずっと着られる製品。
これが僕らの考える「エコな製品」だ。①必要な分だけ作る。
このために僕らが取り組んでいるのは「クラウドファンディング」。新しいアイディアを世の中に出す現時点で最良の方法だと思っているのだけど、他の側面で、先に欲しい方にご支援をいただく形になるので、必要以上にモノをつ来る必要が無くなる。セールにして処分したり、ましてや廃棄処分する必要が無くなるのだ。
Photo by campfire
②トレンドレスでずっと着られる。これはクラウドファンディングも含めて、僕らの製品全てに通ずる哲学と言ってもも良い。先に書いたけど、僕らは「洋服=ファッション」じゃなくて「洋服=道具」って考えているから、トレンド性は極力排除した製品を作っている。