「妊婦マークがあるなら生理痛マークもあればいいのに」。26歳の私が電車で感じた「隠れ弱者」の気持ち。
でも、女性の誰もが経験することにも関わらずまだまだ生理に対する認識は「恥ずかしい」とか「男性の前ではタブーな話題」で、オープンに話すどころか生理中・生理痛であることすら隠しがちである。そんな空気の中「生理痛マーク」なるものが作られたとしても、みんなが進んで着けられるほど普及するには時間がかかるだろう。
生理痛マークがあるとしたらこんな感じ?Illusted by Beniko Hashimoto
嫌がらせに怯えて隠したマタニティマーク
似たような体験談として、悪阻(つわり)真っ最中の友人が四六時中吐き気やめまいと闘いながら移動しなければならなかった時、「マタニティマークをつけてると嫌がらせに遭うこともあるから気をつけなさいね」と母から言われたことを思い出し、一番辛い時期に怖くてマタニティマークを着けることが出来なかったそうだ。お腹も大きくなる前なので気付いてもらえず、移動が本当に大変だったと言っていた。だいたい何がどうして妊婦への嫌がらせなんてものが頻発するのかと思って調べてみると、「幸せアピールのようで配慮に欠けている」だとか「妊婦だから優先されて当たり前だと勘違いしている」だとか、配慮に欠けて勘違いしているのは一体どちらなのかと言いたくなるような意見が散見された。