“過去の栄光”にすがりつく大企業に革新は起こせない。「成功の概念」が変わる今、最も必要なスキルとは。
TECH LAB PAAKがすすめるオープンイノベーション。
オープンイノベーションのためには、企業の精神として「変わらなければいけない」と強く自覚することが重要。リクルートは、期初の社長メッセージにも「イノベーション」という言葉が出てくるほどイノベーションに貪欲である。2012年のIndeed買収はその姿勢を物語っているだろう。大企業がなかなかオープンイノベーションを起こしにくいなか、リクルートが成功した理由を岩本さんに伺った。岩本:まだ「起こせた」と明確に言えるかというと難しいのが正直なところですが、できた理由があるとすると、「変わらなければいけない」ということを強く自覚し、常に変化をしてきた企業だからだと思います。他者に何かを提供したり、逆に他から影響を受けたりして変わることを恐れないからこそ、オープンイノベーションに取り組むことが可能になったと思います。「リクルート=イノベーション」のイメージがありますが、リクルート単体でのオープンイノベーションの幅はまだまだ狭い。
だから、いろんな人と連携していきたいんです。「リクルートという大企業がもつ強み」を生かし、世の中へ還元するのがオープンイノベーションの一歩だと思います。近年、大企業のスタートアップへの捉え方が柔軟になってきている。