くらし情報『「悩みなさそう、の一言が辛かった」。精神病と闘った日本人3人に聞いた、周囲に対するリアルな本音。』

「悩みなさそう、の一言が辛かった」。精神病と闘った日本人3人に聞いた、周囲に対するリアルな本音。

うつ病など精神疾患と診断される患者数は年々増加しており(参照元:厚生労働省)、ここ数年でメディアでも頻繁に取り上げられるようになった。メンタルヘルスという言葉を耳にする機会は増えたのではないだろうか。しかし、世間の人々が精神疾患に十分な理解をしているかということには疑問が残り、精神疾患や深刻とまではいかなくても心の不調を抱えている人が自身の事情をオープンに他者に語れる環境が整っているとは言えない。今回、カウンセリングや薬の服用経験のある3人に、経験したからこそ語れる、「こういう接し方をしてほしい」「どういう言葉をかけてもらえれば気が楽になるか」など、周囲の人に対するリアルな本音を聞いてみた。そして、彼らの体験から精神疾患に対する理解とオープンな環境とは何かを考える。

ナガシマさん(23)

目次

・ナガシマさん(23)
・こーたさん(31)
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学生の頃、なんだかんだ1年ぐらいカウンセリングに通ってたけど、うつ病=現代病っていうような意識だったからカウンセリングに行くことに抵抗なかったし、家族が良さそうな病院や評判のいい先生を探してくれたから意外と身近なものだったと思う。家族は理解してくれて、私の生活にあまりストレスがかからないようにしてくれてたんだけど、周囲の目は少し気になっててカウンセリングに通っていたことは友達には話してなかった。

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