「テクノロジーを利用して人類は進化すべき」。環境のために“人間じゃなくなった”サイボーグの実態
「私たちはサイボーグになったけどロボットや機械より、自然や動物に近づいたと思っています」。
サイボーグになった人間、と聞いたらどんな人を思い浮かべるだろうか。SFファン?テクノロジーマニア?世界初の政府公認サイボーグに話を聞くと返ってきたのが意外にも冒頭の言葉だった。サイボーグなのに自然や動物に近づいたとはどういうことだろうか。正直、イメージとは正反対。今回Be inspired!はリアル・サイボーグの実態に迫る。
左・ムーン真ん中・ニール右・絵美さん
「やっぱりSFファンですか?」草野絵美がニール&ムーンに出会った。
草野絵美(以下、絵美):小さい頃からサイボーグになるっていう構想があったのか気になります。
二人は幼馴染で子どもの頃からサイボーグになりたいっていう話とかしてたのかな?やっぱりSFとかアニメとか?ムーン・リーバス(以下、ムーン):それがまったくそうでもなくて、SFに興味があったわけではなく、サイボーグになろうなんて考えたこともありませんでした。アートに夢中でしたね。それと自然。動物。地球に興味があったんです。アートを通して、リアリティと自然を新しい視点から見るようになりましたね。