「ゴミを作っている感覚だった」。大量生産・大量消費の服作りに疑問を抱いた男が立ち上げたアパレルブランド
という前に、僕たちに預けてください、より良いものにしてお返ししますという感じです
業界の常識と真逆の方向性を志す10YCの姿勢。その根源にあるのは、これまでのやり方をなぞるだけではダメだという意識の表れにあった。トレンドを追いかけて速く商品を回していくというのが、これまでの業界の常識でした。速さが命だったんです。でもここ最近はそれじゃ上手くいかなくなってきた。だからいろんなブランドが丁寧なモノ作りをしようとしているんですけど、トレンドを追い続けることに特化していた組織体制を変えるのはそう簡単じゃありません大量生産・大量消費の時代が過渡期を迎え、時代の転換点にある今、喫緊の課題は新しいモノ作りの指標を確立すること。トレンドに代わる「何か」。10YCにとってのそれはなんなのだろう。
まあ僕ら作りたいものがいっぱいあるんですよ。これからどんどんシャツもパンツも作りたい。自分たちの作りたいモノを作っていくだけというか。だって、お客さんに自分たちが着たくないものは売れないでしょう?ただそれだけですね
「自分たちの作りたいモノ」を作る。その姿勢をぶれずに持ち続けることで、10YCはどのような価値を創造していくのだろう。