イギリスで「無意識的な人種差別」を受けてきた私が、日本に住む人たちにも考えてもらいたいこと
こんにちは、いくつかの媒体でライターをしているルルです。みなさんカジュアルレイシズムって聞いたことあるでしょうか?簡単にいうと日常生活の中にあるサッと流されてしまいがちな人種差別のこと。今回はBe inspired!の「もし私が日本人じゃなかったら?“彼女がドイツ、ベルリンで出会った『日本人好き』の人々に抱いた疑問。”」の記事を読んで私も自分の体験を書きたいなと思いました。
私は高校を卒業後そのままイギリスの大学へ進学し、4年半を過ごしました。カジュアルレイシズムは私が過ごした4年半の最初から最後まで日常的にあったし、何年したって私は慣れなかったし嫌だった。友達では「国に帰れ!」と怒鳴られたり、中指を立てられた、なんて人もちらほらいますが、私は4年半の中一度もそのような怖い思いしたり、暴力的なレイシズム(人種差別)にあったことはないです。留学といっても、アメリカやカナダなどは国が違うし、同じイギリスでも地域、ましてや大学、出会った人によって体験は違うので、これは私の個人の体験として読んでください。
アジア人は「別世界の人」?
私は最初の一年はロンドンに住んでいましたが、あと残りはボーンマスというロンドンから3時間ほど離れた海辺の街に住んでいました。