#18 日系アメリカ人家族の心の傷を漫画化。マイノリティの歴史を記録に残すことの大切さを訴えるアーティスト|GOOD ART GALLERY
以下、ロージーの作品
収容所について学びたいと思ったときにはおじいちゃんとおばあちゃんは、病気で話せる状態じゃないか、すでに亡くなっていた。
ミックスとして、自分が想像する「自分がどう他人に見えているか」と、実際他人が自分をどう見ているかがマッチしたことはなかった。だって私の見た目から日本人と思われることはなかなかないから。子どもの頃から、自分のアイデンティティをいろんな方法で表現しようとしていた…仏教徒になった。日本語を学ぼうとした。もっとアジア人みたいな目に見えるようにメイクを工夫した。髪型も変えた。日本の芸術や音楽についてたくさん学んだ。とにかく日本人らしくなりたかった。
でも今になってやっと、まずは自分のルーツについて、家族の歴史について学ばなきゃって気づいたんだ。そこから始まった…
そこにはマカロニはないことも知っていた。
そこにはプライバシーがないことも知っていた…
▶︎これまでの「GOOD ART GALLERY」・#17 北朝鮮の本当の姿とは?英紙ガーディアンの記者・写真家が捉えた北朝鮮の“現実的な生活”・#16 持っている服を体にぐるぐる巻き。「自分の選択した服」が持つ意味を視覚的に考えさせる写真家・#15 「肌荒れって美しい」。