シネマカフェ的海外ドラマvol.184 オスカー直前!今こそ観たいドラマ 第1回
では、その「ザ・ホワイトハウス」がなぜ『ソーシャル・ネットワーク』に結びつくかと言いますと、ずばり「ザ・ホワイトハウス」の生みの親であるアーロン・ソーキンが『ソーシャル・ネットワーク』の脚本を手がけているから!『ソーシャル・ネットワーク』をご覧になった方はハイスピードで繰り広げられる台詞の応酬とその中で浮き彫りになる深遠な人間ドラマに触れられたことと思いますが、まさにその特徴こそが「ザ・ホワイトハウス」に通ずるものなのです。
また、「ザ・ホワイトハウス」が政府の裏側を描いているのと同様、『ソーシャル・ネットワーク』もフェイスブック誕生の裏側に迫る内容。この件について、昨年10月、『ソーシャル・ネットワーク』のプロモーションのために来日したアーロン氏はこう語ってくれました。「僕は物事の裏側にまつわるストーリーが好きなんだ。例えば『ザ・ホワイトハウス』の場合、CNNで流れるニュース中継の前後2分間にホワイトハウスで何が起こっているかを見せたかった。『ソーシャル・ネットワーク』で言えば、フェイスブック誕生の裏で何が起こっていたか、ということだね。そういったバックステージに興味があるんだ」。