瑛太×松田龍平インタビュー 沈黙さえも心地いい空間に変える2人
瑛太を見て「“俺も行天にならなきゃ”という気持ちになった」(松田さん)
松田さん曰く、瑛太さんとの付き合いは「こんなに長く付き合っていて、いまだにご飯に一緒に行ったりする仲」。さらには、「お互いに変化している部分もたぶんあるんだろうけど、僕は瑛太の真ん中にある変わらないものを見ながら付き合ってるんだろうなって」とも語る。
そんな2人だけに、役者としての互いに対する賛辞も惜しみない。
「役に対してのアプローチもすごいし、役のムードを映画の中に出す力がすごい。例えば行天独特の佇まいみたいなものが、龍平の力によって映画の中に出てくるんです」と瑛太さんが賞賛すれば、「『アヒルと鴨のコインロッカー』のときもそうだったんですけど、僕は瑛太がどんなふうに現場にいるのかなっていうのを楽しみにして撮影に行くんです。そしたら今回も、瑛太はすんなり役になっていたというか、“ああ、多田がいるな”と思えた。だから、“俺も行天にならなきゃ”という気持ちになったし、今回も助かったなって」と松田さんが返す。
ちなみに、長い付き合いだけに、気になるお互いの欠点はあるかと聞くと、「どうですか?」と顔を見合わせながら、「ないですねえ…」