2011年8月3日 19:46
中村蒼インタビュー 「弟キャラ? 実は結構、男クサいタイプです(笑)」
中学生にして「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のグランプリを受賞し、2007年に上京。今年は本作に加えて『ほしのふるまち』、『キミとボク』でも主演を務めるなど計6本の映画が公開となり、二十歳にして押しも押されもせぬ人気俳優となった。ここまでのおよそ4年はあっという間だったかと思いきや「長かった」とふり返る。
「うん、長いですね。でも進んだという感覚はほんのちょっとだなぁ(苦笑)。でも、10代の間に苦手なことも含めて、いろんなことをやれたという思いはあります。ただ、たまたま映画の公開の時期が重なったというだけで一気に何かが変わったという感じはしないです。周囲ではなく自分自身では…少しは自信を持って現場に臨めるようになってきたかな。
役者の何が楽しいっていろんな人の人生を経験できるところ。でも、難しさは常に感じます。自分でダメだと思っても周りが良かったと言ってくれることもあるし、その逆もある。だからなかなか評価はできないけど、目の前の芝居でしっかりと“伝える”ということをしていきたいです」。ジャージ姿でそう語る二十歳の笑顔がまぶしい。いつも一生懸命でおバカで、見てるこっちが恥ずかしくなるような…でも愛らしい“男子”を温かく見守ってほしい。