エマ・ロバーツ 女優として、ファンとして愛する『スクリーム』の魅力を熱弁
でも、シドニーはアイコン的なキャラクターだと思うし、観ている誰もが生き延びてほしいと思う。そこがこのシリーズのいいところ。笑いがあるのも好き。『スクリーム4』の最後のカットを見たとき、心底笑いながらも怖くて母親の陰に隠れたんだけど、そういう映画は珍しいわ」。
オスカー女優のジュリア・ロバーツを叔母にもち、ハリウッド映画界のサラブレッドとして10歳からキャリアをスタート。コメディ番組「Unfabulous」で大ブレイクを遂げた後、女優のみならず歌手としてもステージを踏み、近年ではファッション・アイコンとして、10代にして煌びやかなスター街道を歩みつづけているエマ。ホラー作品への出演はこれが初となったが、彼女の作品選びの基準は、いたって明快でシンプルだ。
「私がこの映画に出演したいと思ったのは、監督がウェス・クレイヴン(シリーズを通して監督)だったから。
彼がこの映画の監督なら、いい映画になるだろうと思った。彼と一緒に仕事をしたかったし、彼のスタッフも最初の作品から一緒にやっている人が多くていい人たちばかり。監督はスタッフの選び方が上手。現場は心地よかったし楽しかった。ホラーを撮影するときのカラクリを見るのも楽しかった。