田中麗奈「お茶を飲んだときのようにホッとできる映画」 等身大の女性にメッセージ
みのりを演じるにあたり、実際に農業を体験した田中さんは「毎日飲んでいるお茶ですが、実際に飲むまでにはこんなにも時間と手間がかかるのかということに驚きました。機械を使うときもありますが、大変な重労働は避けられません。美味しいお茶は、農家の方々の努力の賜物なんだと教えられました」としみじみとふり返る。
最近では「農ガール」や「農ギャル」という言葉があるように、農業に興味をもつ女性も増えているが、この傾向を「若い世代の方々が農業を体験したり、趣味にされるのはとても良いことだと思います。実際に体力もいる作業なので若い方が携わっていくことで、たくさんの方の助けになると思う」と好意的にとらえる田中さん。みのり同様に、自然の厳しさを感じる撮影だったそうだが、「撮影が終わった後の温かい食事はいつも以上に美味しく感じました」と悦びを明かす。
最後に、来年の映画公開に向けて田中さんからメッセージをもらった。
「仕事って何だろう。
やりたいことって何だろう。何となく流されて生きてきたみのりが茶畑に触れて改めて生きていることに感謝し、答えを見つけていきます。人の手をかけることで、さらに実っていく茶葉の姿は美しく、人と自然が手を取り合い生きていることを教えてくれました。