キャリーの生歌に表れる「孤独」 問題作『SHAME』本編の一部映像が到着!
(Photo:cinemacafe.net)
セックス依存症の兄と、恋愛依存症の妹の欲望と孤独を赤裸々に綴ったR-18作品『SHAME−シェイム−』。数々の賞レースで、主演のマイケル・ファスベンダーが喝采を浴びていたにも関わらず、先日行われたアカデミー賞ではノミネートすらされず、同賞の保守的な傾向が取り沙汰された問題作がいよいよ3月10日(土)より公開となる。これを記念して、シネマカフェに本作のキーポイントとなる本編の一部が到着した。
主人公は、N.Y.に住むエリート独身サラリーマンのブランドン(マイケル・ファスベンダー)。仕事以外のすべての時間をセックスに注ぎ込むことで生活のバランスを保っていた彼の元に、妹・シシー(キャリー・マリガン)がある日転がり込んでくる。彼女もまた、他者の愛を渇望し依存する、激情の塊として生きていた。
今回届いた映像は、キャリー・マリガン扮する妹・シシーがバーで「ニューヨーク・ニューヨーク」を歌うシーン。マーティン・スコセッシ監督の『ニューヨーク・ニューヨーク』(’77)でライザ・ミネリが歌い有名になったこの曲。
渋々来店してきた兄の前で、シシーは募る想いを込めるように歌い上げる。